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小平智が凱旋！注目の渦にとまどいながらも…目指すは「30代でマスターズ優勝争い」

＜中日クラウンズ　事前情報◇24日◇名古屋ゴルフ倶楽部　和合コース（6,557ヤード・パー70）＞
米国男子ツアー「RBCヘリテイジ」で、日本人史上最速の15試合目で米ツアー初優勝を挙げた小平智が凱旋。26日（木）に開幕する「中日クラウンズ」が、今季国内初戦となる。
【写真】米ツアー初優勝！小平智フィーバーの様子
指定練習日のこの日、小平が練習場に姿を現すと、握手やハグと祝福に訪れる選手が後を絶たない。ヒーローの帰国に周囲が沸き立つ中、当の本人は「自分は変わっていないけど、周囲の変化がありすぎて…」と戸惑い気味。「練習ラウンドからサインを求められることもなかったので。あまり注目されたくないです（笑）。不思議な感覚ですね」。快挙を成し遂げながらも、自身はいたって冷静だ。
練習日にして注目を集めながらの練習ラウンドを終え、「日本のコースは、フェアウェイの状態がいい。そこでいかにいいショットを打てるかが逆に難しい」と久々の日本でのラウンドで警戒を強める。米ツアーの優勝で、2020年シーズンまでの出場権を獲得。中日クラウンズを終えたあとは、米国を主戦場とすることを明言。今年はこれが最後のレギュラーツアー参戦となるかもしれない。
米ツアーでの優勝というひとつの大きな目標を達成したが、次の目標はすでに決まっている。「20代のうちにマスターズに出て、30代で優勝争いできるようにするのが目標。それが、初めて出場したマスターズの翌週に、次のマスターズが決まったので、イメージよりも早く経験ができる」と順調にステップを踏んでいる。
目下、米国ツアー本格参戦1年目となる今季は、シーズン終盤のフェデックスカップを視野にいれている。ポイントレースで125位以内に入ったエリート選手たちによるプレーオフシリーズだ。全4試合で行われる同シリーズは、各試合終了後の累積ポイント上位者が勝ち残れるサバイバルゲーム。最終戦には上位30名しか残ることができない。「最後までちゃんといきたいし、1勝したからには、もう1勝。メジャーにも全て出られるので、そこで上位争いしたい」と、小平の飛躍はとまらない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>