<中日クラウンズ 事前情報◇24日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,557ヤード・パー70)>
先週は2日目に「66」を記録し上位に進出するも、3日目に「76」を叩いてしまい優勝戦線から脱落してしまった選手会長が、新兵器を投入か―。
【写真】石川遼もすでにテスト済み
「中日クラウンズ」の練習日となった24日(火)、オデッセイのツアー担当者が見慣れぬパターを複数持ち込み、石川遼と密談を交わしていた。赤と黒のど派手なプロトタイプと思しきヘッドには『EXO』との文字が見て取れる。
『EXO』といえば、オデッセイは『EXO 2BALL』というブロンズ色のプレミアムモデルがある。ところが、同じ『EXO』との名の付いたプロトタイプのはずが、今回ツアー担当が持っていたものは色も形状もそれとは異なっており、「今日がツアー初投入で、未発表モデルです」とのこと。
米国オデッセイのサイトを確認してみると、今年2月にこのモデルの登場が予告され、米国では発売間近なことが判明。ブランド名は『EXO』で、『EXO セブン』『EXO ロッシー』『EXO インディアナポリス』の3機種展開。ツアー担当者は「まだ発表前なので」と語るものの、「男子ツアープロに人気のホワイトホットインサート寄りで、ヒンジインサートの順回転の良さも両立しています」とのこと。
この日の石川は、入念に新パターのテストを行うも、肝心なこのモデルについては語らず。同時にテストしていた、『ストロークラボi #1』 のシャフトを順手で握って打ち「これはいい!」と絶賛していた。 現在、平均パット数「1.6726」でダントツの1位に立ち(2位は趙?珪の1.7079)、決してパッティングが悪いようには見えない。
直近の2試合は、エースパターのL字マレットをクロスハンドで握って打つスタイルでかなりのスタッツを残しているし、和合Cは2014年以来だが、勝手知ったるグリーンのはず。それでも複数の新パターをテストするのは「体の動きを軸にしたスイング、ストロークがしたい」からだという。
ショット、パッティング、ギア、日替わりで何にでもトライする貪欲な姿勢。はたして和合の攻略には役立つのか。(文・長岡幹朗)
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