<ほけんの窓口レディース 事前情報◇10日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,292ヤード・パー72)>
5月11日(金)から開幕する「ほけんの窓口レディース」で連覇を狙うのは鈴木愛。「サイバーエージェント レディス」3位タイ、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」2位と好調を維持して、ディフェンディング大会を迎えたが、2週連続で惜しくも優勝を逃しているのが堪えているだけに、表情はあまり冴えない。
「悔しさを挙げたらキリがないですが、先週も先々週も負けているので。勝てていればもう少し疲れも楽になると思うのですが…。今日も散々でしたし、不安な部分は先週よりも多いですね」
今季すでに2勝をあげ、賞金ランク1位をキープしているものの、連続敗戦による心身の疲労が抜け切っていないのが現状。だが昨季賞金女王の強さの源は、誰よりも強い”負けん気”だ。
「とにかく負けたくないんです。バンテリンレディス以外は優勝争いをしていて、もう1〜2つ勝っていてもおかしくない。賞金よりも、とにかく負けるのがイヤ!」
6月上旬に海外メジャー「全米女子オープン」を控えており、疲労は溜めたくないはずだが、「勝てていない分、練習量はどうしても多くなってしまいますが、勝てば(調整法も)変わってくる。1番になれなければ意味がないので」と、今大会開幕前日もプロアマ戦終了後に、入念にパッティンググリーンで練習をおこなっていた。
5月9日に24歳を迎え、今大会は新たな一年の始まりでもある。「去年よりもっといい年にしたい。今大会最終日は母の日。優勝できれば母も嬉しいと思いますし、結果が欲しい一週間ですね」。欲しいのは勝利だけ。女王に慢心は一切ない。
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