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穴井詩、”6年間連れ添った相棒”の変わりはなかなか見つからず？

＜中京テレビ・ブリヂストンレディス 2日目◇19日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース（6,441ヤード・パー72）＞
国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディス」2日目、初日3アンダー・16位発進となった穴井詩が、6バーディ・2ボギー「68」でラウンドし、トータル7アンダー・2位タイ浮上。2017年「センチュリー21レディス」以来の通算3勝目へ向け、好位置で最終日を迎える。
【スイング連続写真】穴井詩は極端フックグリップで飛ばす　キーワードは“逆Cの字”
今季ここまでは最高成績が「Tポイントレディス」22位タイと実績からすると満足とはいえないが、地元・愛知での試合は「気分も変わりますし、応援も頂けるので」と、”スイッチ”が入る大会。2位浮上には「スコアに関して満足。これ以上望んだら、バチがあたります（笑）」と笑顔を見せた。
2012年に初シードを獲得し、2016年には所属先の冠大会「ゴルフ5レディス」で初優勝。”孝行娘”は以後、同社契約の看板選手とした認知された。だが2017年シーズンで『ゴルフ5』がツアーへの用具提供から撤退。穴井は、所属やウエア契約などはそのままだが、今季からクラブ契約フリーとして活動している。
ドライバーはテーラーメイド『M3』がすんなりとハマり、現在ドライビングディスタンス1位。だがアイアン選びは難航。「毎週変えているので、いろいろなメーカーさんにご迷惑をかけています」と、キャロウェイ、ミズノ、タイトリスト、ブリヂストン、ダンロップ、アキラ…とツアー提供しているメーカーはほぼ網羅し、快くテストさせてもらっているというが、選びきれず（それでも現在パーオン率は7位）。
先週の「ほけんの窓口レディース」からは、6年間使用し、2勝をもたらしてくれた『トブンダ TRY FIT Pro プロトタイプ』を再投入。今回も優勝争いも、頼れる相棒の復帰が要因のひとつだが、同クラブの調整体制がなく、シャフトも廃盤となっているため、どうしても変更が必要な状況だとか。
穴井のアイアンの好みは…「操作性ですかね。自分の動きのとおりに曲がってくれるもの。ミスするときも体の動きのとおりの球がでてくれるもの。最近のアイアンはみな性能がいいので、”ミスがミスにならない”と逆に違和感になるんです」。
寛容性があるアイアンが増えているからこそ、選びづらいという難しい課題。新たな相棒探しはなかなか進まずも、今大会は信頼するアイアンに大きな仕事をしてもらい、逆転優勝を狙いたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>