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「もういいんじゃないの？」と思う反面…アン・シネから感じとった”プロ根性”【ツアーカメラマンの景色】

毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、”試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【中京テレビ・ブリヂストンレディス編】。
アン・シネの3日間の装いは？「中京テレビ・ブリヂストンレディス」LIVE写真館
国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディス」で、今季日本ツアー3戦目にして初の予選通過を果たしたアン・シネ（韓国）。
2017年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の日本ツアーデビュー時は、”セクシー・クイーン初参戦”と大きな注目を集め、ギャラリーの視線を釘付けに。その注目はゴルフファン以外にも波及。週刊誌のグラビアに起用され、年末の「Yahoo！検索大賞2017（※その年に検索数が最も急上昇した人物、作品、製品を選出し、表彰するもの）」で「アスリート部門賞」を受賞。ゴルファーが受賞するのは初めてのことだった。
だが肝心の成績面ではインパクトを残せず。14試合出場中「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」12位タイが最高。2017年末のファイナルQTでも71位と低迷。ビジュアル先行の”芸能人”というイメージは強まった。今季も2戦連続予選落ち。やはりスポーツにおける一番の注目は”成績”だが、昨年ほどの話題性はないものの、彼女のスタンスは変わらない。それは決して媚びているわけではないと、村上航カメラマンは感じている。
「昨年は”お披露目年”ゆえのサービス精神だと思っていました。試合中の愛想の良さに対して、穿った見方をしていた。ですが今季は”逆にプロ根性がすごい”と感じています。プレーに派手さはない。曲がらないショットが武器でステディなスタイル。練習日にストイックにゴルフに取り組んでいる姿も見てきています。結果が出ないなか、”ファン・メディア対応”の路線変更をしてもいい。我々でさえ”もう無理せずにいいんじゃないか？”と思うことも。ですが、自分ひとりが彼女のプレーシーンを撮影していても、バーディ奪取の瞬間にシャッターを押せば、カメラに向かって目線を送って自然にポーズをとれる。プロ根性がなければ、あそこまでサービス精神を貫けないですね（村上カメラマン）」
<ゴルフ情報ALBA.Net>