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【記者の目】ゴルフ界の底上げに有効なオープン競技 アマチュア旋風が吹く場所で感じたその意義

時松隆光の今季初勝利で幕を閉じた「関西オープン」。最終日の優勝争い、あの抜きつ抜かれつの展開に、手に汗握ったファンも多かったのではないか。
【関連写真】久保田皓也 競技終了後の爽やかスマイルショット
その熱闘に、さらなる“付加価値”を与えたのはアマチュアの久保田皓也(東北福祉大3年)だった。3日目に単独首位に立つと、最終日も終盤まで優勝争いの中心選手となった。涼しげな表情で、並みいるプロと渡り合う姿は、新たなスター誕生すら予感させた。
久保田は、この大会で「参加する多くのアマチュア選手の一人」から「大きな注目を集める選手」となった。しかし、当の本人は、大会中一貫してこんなことを口にしていた。「順位は気にせず、勉強する気持ちでラウンドしたい」と。久保田だけではなく他のアマチュア選手からも、今回の出場を「自身の成長に繋げたい」という声は多く聞かれた。
ではアマチュア選手は、プロトーナメントから何を吸収して帰るのだろうか?
久保田は、予選ラウンドで同組となり、大学の先輩でもある池田勇太から「流れを変えるようなパット」を学んだといった。また、3日目に一緒に回った片山晋呉の「どんな状況でもドライバーからパットまでのリズムが一緒」というところに、「状況によって打ち急いでしまうときがある」自分との違いを見出した。優勝した時松と予選ラウンドをともにした葛城史馬(大阪学院大3年)は、「時松選手のプレースタイルが好きなので、実際に見て学びたい」という気持ちを胸にプレー。アマチュア選手達は、実際にトッププロと対峙するこの機会に、順位を度返しして勉強に没頭した。
プロからだけでなく、コース設定からも学ぶ事が多いと語ったのは、石川遼だ。アマチュアがプロトーナメントに出場する意義について石川は、「プロの難しいセッティングで試合をすること。これはアマの試合ではなかなか味わえない」と語る。実際、トータル1アンダー・22位タイという成績を残した杉原大河(東北福祉大1年)が、「難しいセッティングのなかで『ここをどうやってバーディチャンスにつけようか』とか、攻略法を考えるのが楽しくてしょうがないです」と声を弾ませる姿はとても印象的だった。
こういった声の1つ1つから、アマチュアがプロトーナメントに出場することが、競技レベルの底上げに繋がることを感じる。
しかし、多くのアマチュアにとってはその敷居が高いのも事実だ。門戸が広いオープン競技として開かれる関西オープンでは、予選を勝ち抜くなどした24人のアマ選手が名を連ねた。しかし、多くの大会で予選会を通過して本戦までたどり着くのは、わずか数名だ。話を聞いたなかには、「今回は予選会を通過しましたけど、(他の大会の)マンデートーナメントに受かるのは…。難しいですね」という本音を漏らす選手もいた。
選手の底上げだけではなく、単純にアマがトッププロを倒すという構図は、多くの人々を興奮させ、その競技への注目度を大幅に上げる要因の1つにもなってきた。今回、久保田が感じさせてくれたワクワク感は、ゴルフの面白さを伝えるためのきっかけにもなったはずだ。そういった点を鑑みると、「関西の学生は、みんな1つの目標にしています」と地域のアマチュアゴルファー達に浸透する関西オープンのような試合がもう少しあっても面白いのかもしれないと思った。石川遼や松山英樹も、アマチュア時代の優勝からスーパースターへの階段をのぼっていったのだから。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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