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世界に羽ばたく秋吉翔太、絶好調のパターにまさかのハプニング！

＜日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 事前情報◇29日◇宍戸ヒルズカントリークラブ（7,384ヤード・パー71）＞

晴れ晴れとした笑顔で練習ラウンドを回っていたのは、今波に乗っている男、秋吉翔太だ。21日に行われた「全米オープン」最終予選で出場権を獲得し、翌週には「ミズノオープン」でツアー初優勝とともに「全英オープン」への切符も手に入れた。

【写真】クラレットジャグを愛おしそうに見つめる秋吉
「本当に、人生が変わりましたよ！」。初優勝を決めたあとに携帯の電源を入れてみると、お祝いメッセージが285件。一つひとつ読みながら、改めて喜びを噛み締めた。「とにかくいけるところまで挑戦して、海外で大旋風を巻き起こしたい」と、海外メジャー2試合を控えてさらに意識も高まる。

代名詞のアイアンショットに加え、ミズノオープンでは平均パット数が最終日に1位タイ(1.5回)、4日間トータルでは3位(1.6905回)と、昨年から強化しているパッティングが冴えた。この日の練習ラウンドでは、ハーフを終えて「1勝といわず、2勝、3勝目を目指したいです」と頼もしい表情で後半へ。

ところが、ティグラウンドに立った瞬間「あれ、パターがない！？」。2週前から新たに導入し、初優勝の立役者となった『EXOセブン』が行方不明になるまさかのハプニングが。大慌てで探していると、なぜか一緒にラウンドしていた出水田大二郎のキャディバッグの中に発見。事なきを得て、ほっと胸をなでおろした。

そんなハプニングもなんのその、ラウンドを終えれば「すごく好きなコースなので、2勝目を狙っています、本気で」と再び表情を引き締める。本大会で優勝を決めれば、世界ゴルフ選手権「ブリヂストン招待」の出場資格が付与される。「また世界に行ける。行きたいですね」。秋吉の勢いは止められない。世界を見据えて、貪欲に勝利を目指す。
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