<ヨネックスレディス 初日◇1日◇ヨネックスカントリークラブ(6,422ヤード・パー72)>
先週の「リゾートトラスト レディス」で首位・岡山絵里に追いつきながらも、プレーオフ1ホール目で涙を飲んだ勝みなみ。そんな悔しさも「先週は先週なので、自分のプレーをするだけ。負けて引きずっていることはなく、良いリズムで回れています」と切り替えて、首位と3打差の3アンダー・3位タイと好スタートを切った。
最初はパーを並べる展開が続いたが、7番で8mを沈めてバーディを先行させると、9番で4m、11番で3mと順調にスコアを伸ばす。16番ではピン右に外して2mのパーパットを残したが、これを沈めてボギーフリーでホールアウト。「もうちょっといけたかな、という気持ちはあります。ですが、ノーボギーのゴルフだったので、そこは自分で偉かったと思う。評価したい」と及第点だ。
勝みなみらしい“気持ち”が、今の好調を支えている。「前半戦8試合くらいOBか池に入れるなど、ティショットが曲がることが多かったですが、先週から安定してきて許容範囲に収まっている」。どのように調整を?という質問には「気持ちです(笑)」と一言。「クラブに任せて、この1打に集中する感じでやっている」と続けた。
現在、パーオンしたホールの平均パット数3位(1.7798回)につけているが、この要因もメンタルから。「根拠のない自信を持って打っているんですよ。“絶対入る!”と。そしたら上手く流れに乗れたので、やっぱり気持ちが大事だと思う」。
「10代のうちに優勝したい(勝の誕生日は7月1日。実質あと1か月)」という発言についても、「いやー、来るでしょ!と根拠のない自信を持って頑張ります」と持ち前のパワフルさを取り戻したルーキー。プロ初優勝はもう目の前だ。
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