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大出瑞月、賞金女王のエッセンスを取り入れ自己最高の2位フィニッシュ！

＜ヨネックスレディス 最終日◇3日◇ヨネックスカントリークラブ（6,422ヤード・パー72）＞
国内女子ツアー「ヨネックスレディス」最終日。プロ3年目のシーズンを迎える20歳の大出瑞月が、自己最高の2位タイで大会を終えた。
【連続写真】大出瑞月が手本とした鈴木愛のパッティング
トータル3アンダー・8位タイからスタートし、前半は1バーディ・1ボギーだったものの、後半15番、17番、18番と終盤に3つスコアを伸ばしてトータル6アンダーでフィニッシュ。今季ここまで13試合出場で予選通過3度のみ。獲得賞金は100万強と結果を残せずにいたが、一気に4,690,000円を加算することに成功した。
「獲得賞金しか気にしてない（笑）リランキングの時期が迫っているなかで全然稼げていなかった。今大会を含めてリランキングまであと4試合。一気に上位を狙えるタイプではないので、ちょこちょこと…と思っていましたが、運が良かったですね」とはにかんだ大出。
勝負どころのバーディチャンスでパッティングが冴えたことが浮上の要因。今大会は左手首痛に加え、かばったことで右手首にも痛みが。だが、「パター、アプローチだけでもしっかり練習しよう、と準備しました。エースはピンタイプのクランクネックですが、ちょっとしたラインのズレが多かったので、ミスがはっきりわかる練習用のセンターシャフトパターで真っすぐのラインをずっと練習しました」とショートゲームに重きを置いた事前準備が効を奏した格好だ。
ずっとパットの悩みを抱えていたが、1か月前から同じPING契約の鈴木愛からアドバイスをもらっていたという大出。「サイバーエージェントレディスで一緒に練習ラウンドをしたときに、相談にのってもらって。そのあとも練習を見てもらったり、ときおり声をかけてもらったり」とツアーNO.1のパット巧者から助言を受けて、少しずつ自信が持てるように。加えて「愛ちゃんもセンターシャフトパターを併用しているのを見て、真似してみました（笑）」と、賞金女王のエッセンスも“盗んで”練習に取り組んだ。
今大会の結果で、暫定リランキング順位は19位にアップしたが、「来週も4日間大会ですし、アースも4日間。残り3試合は気が抜けません」。最終日に痛み止めを飲んでプレーしていた両手首の状態は気になるところだが、「休めないですから！今年の目標は1年間ツアーで戦うことなので」と気持ちを引き締めた。（文・標英俊）
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