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ヤマハの先輩2人から刺激を受けた有村智恵が好発進！谷口徹に発破をかけられる場面も

＜宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日◇7日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)＞
50歳の谷口徹が「日本プロゴルフ選手権大会」を、41歳の大山志保が「ヨネックスレディス」を優勝するなど、今年は年長者の活躍が目立つヤマハ契約選手。そんな中、同じくヤマハと契約を結ぶ30歳の有村智恵が、8バーディ・1ボギーと大山と並ぶ猛チャージを見せて7アンダー・2位タイと好発進を見せた。
こぶしを突き上げて歓喜！な大山志保
1番から出た有村は、2番で奥7ヤードからチップインバーディ。「出だしでいい流れを作れました」との言葉通り、4番から4連続バーディを奪取。9番でも伸ばして折り返すと、さらに1つ伸ばして、2012年の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」2日目以来となる「65」をたたき出した。
“チームヤマハ”は今年『ウイニング10プロジェクト』を掲げており、契約選手で10勝を挙げることが目標だ。そんな中でベテラン選手2人が勝ったことは、有村にとって嬉しくもあり、刺激でもある。「感動しました。年齢を重ねるごとに考えることが増えて悩むことも多くなりましたが、お二方を見て“年齢は関係ない、言い訳にしてはいけない”と思わされた部分があります」。自身も30を超えて様々な部分で年齢を感じることが増えて、より2人の凄さを身近に感じられるようになった。
一方でとある危惧が…。「チームで10勝を目指す中で、男子と女子の最年長の2人が優勝されたので、このままだとオフに何を言われるか分からない…しっかりと結果を残していきたい」。大山はまだ良いとしても、谷口は舌戦で百戦錬磨なだけに、別の意味でも気が引き締まる思いである。
その谷口は、何とこの日会場に来ており、有村はホールアウト後「今季このまま勝てなかったら、来年は（ヤマハと）契約なしやな！」と発破をかけられた。このままでは格好の餌食。分かりやすいかたちで、静かになってもらうしかない。(文・秋田義和)

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