<宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日◇7日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)>
ツアー初優勝に向けて最高のスタート。8バーディ・ノーボギーの「64」でラウンドしたジョン・ジェウン(韓国)が、2位と1打差の8アンダーで単独首位発進を決めた。
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1番からスタートしたジェウンは、前半3つスコアを伸ばして折り返すと、バックナインでさらに加速。上がり3ホールで連続バーディを奪うなどスコアを伸ばし、2016年「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来となる首位発進を決めた。さらに“単独首位”で初日を終えるのは日本ツアー初のことだ。
この結果について「アイアンショットが良かった」と語ったジェウン。「チャンスにつけられた場面が多かったと思います。ハーフターンを挟んでの3連続バーディ(9、10、11番)で波に乗れました」と笑顔を浮かべた。
日本ツアー参戦初年度の2015年に賞金ランク35位となりシード権を獲得。しかし、「一昨年、去年はあまりに低調だった」と語る16、17年シーズンはともにランク64位とつまづいた。しかし、QTランク7位の資格で出場する今季は、ここまで出場12戦で予選落ちはわずかに1度。トップ10に3度名を連ねるなど安定感あるプレーが続く。賞金ランクも21位と、シード復帰をうかがえる位置に立っている。
この変化について「ショットが良くなっている」ことを挙げる。そして「いまの感覚的に言うと、絶好調とは言えず、まだ一歩足りない感じです。その一歩をつかめば、もっと良くなると思う。自分自身の力を100%出し切れていない」とまだまだ伸びしろを感じている。
自身のことを「完璧主義者」と分析するジェウン。しかし明日は「いい感じできているので、『もっと頑張ろう』とか思いつめることなく、自然にリラックスして頑張ります」。自然体が生み出すゴルフで、伸び悩んだこの2年間のうっぷんを一気に吹き飛ばす。
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