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パターを変えて恐怖を克服 岩橋里衣が6バーディで2打差の3位T浮上

＜宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3日目◇9日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)＞
面白いようにバーディパットが決まった。「宮里藍 サントリーレディス」3日目に岩橋里衣が6バーディを奪うチャージを見せて、首位と2打差のトータル12アンダー・3位タイに浮上した。

今シーズン、「3m以内のショートパットが、すごく怖くて打てなくなっていた」とずっと悩んでいたパッティングがようやく整った。要因は「気分転換に」とパターを変えたこと。今週、8年使っていたオデッセイの大型マレット『METAL-X D.A.R.T』からピレッティのツアーモデルの小ぶりのマレットに変更した。
「今までは“真っ直ぐ打たなきゃ、真っ直ぐ”と意識しすぎて、パターの軌道がどう上がっているかが気になりすぎて振れなくなっていました。ヘッドが大きいほど、どこを向いているのか気になってしまって…。それを小さいヘッドのものにしたら、ショットと同じ感覚で打てるようになりました。軌道を気にし過ぎなくなりましたね」。パターを変えたことで恐怖がなくなり、ストロークが劇的に改善。見ていたトレーナーも冗談交じりに「プロのストロークになってきた」と言ったとか。
このスイッチが奏功し、優勝も見える位置で最終日を迎える。「久々に予選を通れて4日間プレーできるのが嬉しい。最後までできることに感謝して1打1打に集中してできればいいと思います」。恐怖を克服した新相棒とともに次に乗り越えるのは、初優勝の高い壁だ。（文・秋田義和）
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