<ニチレイレディス 事前情報◇14日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,548ヤード・パー72)>
前週の「宮里藍サントリーレディス」で6試合ぶりのトップ10となる5位タイに入った永井花奈。ここ最近はできなかったスイングのタメをつくれるようになったのが、好調の要因だ。今季の獲得賞金額を2439万985円とし、賞金ランキングが11位にまでアップ。来季のシード権ラインもほぼクリアしたことで、今週からは伸び伸びとプレーできると思いきや、意外にも慎重なことばが返ってきた。
「ものすごく調子がいいわけでもありませんし、自分に期待をせず、予選通過を目標にしたいです」
実は、開催コースの袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コースはアマチュア時代から何度も回った経験があるものの、いいスコアをマークした記憶がないという。プロアマ戦に出場したこの日も、回りやすい感じを受けなかった。
「セカンドショットが打ちづらいんですよね。グリーンの落としどころが見えなかったりするので、ピンをデッドに狙うときに距離を合わせにくい感じがするんです。あと、ボールが左足下がりのライに止まっていることが多いのも打ちづらい理由です」
ちなみに、初めて出場した昨年はカットラインぎりぎりの50位タイで予選通過し、最終的に35位タイでフィニッシュしている。なかなかテンションが上がらないが、永井にはどうしても予選通過した理由がある。大会2日目の16日に21回目の誕生日を迎えるからだ。
「誕生日に予選落ちという寂しい思いは避けたいじゃないですか。まずは初日をどのように回るかがキーポイントになると思います」
好スコアをマークするには、セカンドショットを5m以内につける回数を増やしたいという永井。誕生日のプレゼントとして、父親の利明氏にはトレーニング機器であるシックスパッドをリクエストしているが、「やっぱり、1つでも多くのバーディが欲しいですね」と、つい本音を漏らしていた。
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