<WGC-ブリヂストン招待 事前情報◇30日◇ファイアーストーンCC(7400ヤード・パー70)>
「全英オープンが終わってから1週間じっくり練習してきて、いい感じになっているよ」
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2週前の海外メジャー第3戦「全英オープン」で惜しくも2位タイに終わったローリー・マキロイ(北アイルランド)が、現地時間2日(木)に開幕する「WGC-ブリヂストン招待」の会場に着くやいなや、異例の特打ちを行った。
前週はオフにあてたが、じっくりと練習。大会週となった月曜には会場のファイアーストーンCCの練習場で、3時間以上もショット中心の練習を行った。「特に練習日はスイングのテクニカルな部分を気にして練習するようにしているんだ」と、ベーシックなことの見直しを行っていた。
全英オープンでは攻撃ゴルフに徹した。多くの選手がティショットをアイアンで刻むところ、あえてドライバーを振り抜き、ラフに入っても強引にバーディを奪いにいった。ところが今週のファイアーストーンはそうはいなかい。距離もあって、木がせり出し、加えてフェアウェイも狭いモンスターコース。警戒心から、スイングチェックに余念がないといったところか。
そのマキロイのスイング見直し練習というのが、実にシンプル。世界ナンバーワンにも上り詰めた男のスイング修正方法は、練習用スティック1本を飛球線上に刺して打つこと。「元々はドローヒッターなんだけど、練習を始めたら最初、左に飛んでしまった。クラブがアウトサイドから下りてきてしまっていた。それを矯正するために、クラブをインサイドから下ろして体の近くを通すようにしているんだ。そして、打ち出しがスティックの右を通るようにして、ドローを打つというわけ」。
ショット練習時にはキャディがスイング動画を撮り、スイングの軌道をチェック。今週の世界ゴルフ選手権に加え、自身2勝を果たしている来週の「全米プロゴルフ選手権」に向けて、地味ながらも基本に忠実な準備を重ねる。どうやらこの2週間は本気モード全開のマキロイが見られそうだ。
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