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【辻にぃ見聞】黄アルムの9年ぶりVはスイング改善にあり!3週連続トップ5、小祝さくらの今後に注目

<大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇29日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6,685ヤード・パー72)>
イ・ミニョン(韓国)とのプレーオフを制し、黄アルム(韓国)の勝利で幕を閉じた「大東建託・いい部屋ネットレディス」。アルムが悲願の9年ぶり復活優勝を遂げたが、驚異の活躍を見せたアマチュアの安田祐香、本大会で3週連続トップ5入りを果たした小祝さくらの活躍も目立った。上田桃子、小祝らを指導するプロコーチの辻村明志氏が4日間の熱戦を振り返る。
【写真】富士山の麓での熱戦を写真でプレーバック!
■スイングの大幅改善で復活を遂げた黄アルム
2009年の「ヤマハレディースオープン葛城」以来、長らく勝利から遠のいていたアルム。復活を果たすために、1年半ほど前からイ・ボミ(韓国)のコーチも務めたチョ・ボムス氏のもとを訪れていた。「通い始めてから、明らかにスイングが良くなりました。ボムス氏の教えでもある、テークバックで右ワキが開かず、トップで右ヒジが体の近くに収まる。フォロースルーでは左ワキが開かず、左ヒジが体の近くを通る、手元が浮かず、クラブが低く体の近くを動くスイングになりました」。これにより、インサイドイン軌道の、フェースローテーションが少ないスイングに。
「もともとドローヒッターですが、ボールがねじれず、ストレートに近い状態で振れていると思います」。本大会の4日間トータルでのフェアウェイキープ率は80.36%(3位タイ)。パーオン率は81.94%(6位タイ)と安定。昨年のシーズン通してのスタッツではどちらも60%台だっただけに、ここにきて大幅な改善を見せている。新しいスイングコーチとのタッグが、復活優勝をぐっと引き寄せたようだ。
■パットの不調で勝利を逃したイ・ミニョン
最終日に「69」とスコアを伸ばし、トップのアルムと1打差で18番を迎えたミニョン。ここでアルムがボギーを打って、ミニョンがパー。トータル14アンダーで並び、勝負はプレーオフにもつれこんだ。惜しくも敗れて優勝を逃したが、勝負の決め手はパットだと辻村氏は語る。
昨年11位だった平均パット数(パーオンホール)は、本大会を終えて51位と不調が見受けられる。その不安が、プレーにも現れた。「最終日の15番では、2メートルほどのパーパットが、カップにギリギリ届くか届かないかのパッティングでした。動きにスムーズさもなくなっていて、パッティングに相当なストレスを持っているように感じます」。正規の最終18番では、1.5mのバーディパットを決めていればアルムを1打で下したが、これを打ち切れずに優勝を逃した。「これでプレーオフまでもっていったのが逆にすごい。ショットはもともと、スイングにクセもなくてテンポもいい。球の高さもあるし、アイアンではボールも止まってドライバーでは飛距離も出る。あとはパターさえ克服すれば、恐ろしい選手になります」と語った。
■プロ並みの強さを見せた安田祐香
4日間を通じてトップ3から落ちることなく、上位争いを演じたのが、アマチュアの安田祐香。昨年の「日本女子アマ」を制した期待の女子高生が、プロトーナメントで抜群の安定感を見せた。
「アイアンショットの精度がすごい。基本的に曲がらないし、ラインの出し方が非常にうまい」。加えて辻村氏が注目したのがパターだ。「ストロークのスムーズさとリズムの良さは抜群。“怖いもの知らず”というか、色々考えて動きがつまるようなことが全くない。上位争いをしていた選手の中でも1番ではないでしょうか」。アマチュアだからこその思い切りの良さが光った。「ただ、体の線が細いので、これからどれだけ体を作ってプロに入ってくるのかが楽しみです」と期待を寄せる。
■3週連続トップ5入りの小祝さくらは“努力の人”
安田と並んで日本勢最上位の3位タイに入ったのが、今季ツアー1年目の小祝さくら。本大会を含めて、3週連続のトップ3入りを果たした。小祝のスイングコーチを務める辻村氏が、その強さの一因として挙げたのが練習量。
「本大会が終わってすぐ、“今から帰るのですぐに練習を見てください”と、千葉の練習場まで3時間かけて帰ってきました。優勝を逃したサマンサタバサレディース(4位)も、試合の翌日には朝6時から球を打っていました。この努力を続けていくことが大切」。試合が終わると、すぐに課題の原因究明。ルーキーイヤーながら今季6度のトップ10入りは、この努力あってこそ。加えて、「精神的にも、体力的にもとてもタフでプロ向き」と辻村氏が評価する。この心身の強さもあってか、試合でも練習とさほど変わらないパフォーマンスを出せていることも強みのひとつだという。
ここまで調子を上げてきて、次に挑むのは地元での試合、「北海道meijiカップ」。進化を続ける新星の活躍に、ますます期待ができそうだ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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