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「優勝につながった試合の1つ」小平智が大好きなファイアーストーンに挑む

<WGC-ブリヂストン招待 事前情報◇31日◇ファイアーストーンCC(7400ヤード・パー70)>
「ファイアーストーンは大好きなコース。来年から変わってしまうのは寂しいですが、最後のタイミングのときに出られてうれしい。モチベーションになるし頑張りたい」。2013年、17年に続き3度目の出場となる小平智はそう語った。
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ファイアーストーンの戦略的な部分が小平をワクワクさせるという。「左右の木が大きくてフェアウェイにあっても場所によっては(ピンを)狙えなかったりする、日本にはないコース。狭いフェアウェイをさらに3分割して狙っていかなければダメ。それに日本のコースはティショットがクリアできれば次は楽というところも多いですが、このコースはそれがない。ティショットをクリアしたら、セカンドが問われる。特に名物の16番なんかでは3打目も大事」。まとめるとこういうことだ。「日本も含めて一番面白いコース」。
また、昨年の思い出も小平の気分を上げさせる。フィル・ミケルソン(米国)、ジョン・ラーム(スペイン)といったいわゆるビッグネームとともにラウンドしたことはその後につながった。「ここで色々な選手と回ったことで物怖じしなくなりましたね。米ツアー優勝につながった試合の1つ。今年も楽しみにしています」。今年の予選ラウンドでは、先週の欧州ツアー「ポルシェヨーロピアンオープン」で優勝した同組のリチャード・マケヴォイ(イングランド)の握手を無視したと話題を呼んでいるブライソン・デシャンボー(米国)と同組となった。
今大会に向けて調子も上がってきた。この日の練習ラウンドではアウトコースの9ホールを確かめた。「全英オープンから調子も上がってきて、良かったときの感覚に戻りつつある。今日の練習ラウンドでもつかむものがあった。今年も楽しみにしています」。BS招待として最後のファイアーストーンに挑む準備は整いつつある。
「ここでノーボギーは難しい。そのぶんたくさんバーディを獲れるように頑張りたい。(昨年松山が出した)61はまだイメージは難しいが、その近くはちょっとずつ見えてきています。かみ合えば65くらいは出せるイメージができてきた」。日本人2人目の制覇へ。心身ともに高まってきているのは間違いない。(文・秋田義和)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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