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大会8勝を誇るタイガー・ウッズ、練習ラウンドでの“夢の共演”にギャラリー大熱狂

＜WGC-ブリヂストン招待 事前情報◇1日◇ファイアーストーンCC（7400ヤード・パー70）＞
タイガーがファイアーストーンに帰ってきた。「WGC-ブリヂストン招待」開幕前日となった現地時間1日（水）、タイガー・ウッズ（米国）がついに会場に姿を見せて最終調整を行った。
【写真】練習日のドライビングレンジで見つけた旬なギアを激写
大会8勝を誇る“虎”は11時からの記者会見を終えると、セキュリティに囲まれつつコースへ。入念にパッティング練習、アプローチ練習を行うと、ドライビングレンジへ。パトリック・リード（米国）の隣で打ち込みを始めると、なんとその隣でフィル・ミケルソン（米国）が練習開始。マスターズ覇者3人がドライビングレンジで並ぶ圧巻の光景となった。
その後、ウッズ、ミケルソンにザック・ジョンソン（米国）を加えた3人で練習ラウンドをスタート。この豪華グループにギャラリーは大熱狂。小雨がぱらつく中、試合のような大人数がこの組について“夢の共演”に酔いしれた。当の本人たちは、笑顔で談笑しながらリラックスムード。最終調整を行った。
ツアー最後の優勝を2013年に飾っている今大会に、14年以来の出場となるウッズ。「ここ数年プレーしていないが、この試合に戻って来ると信じていた。世界ランク50位以内が必須条件で、昨年12月には1200番台にいたことを考えると、よく戻ってこられた。興奮しているよ」と喜びもひとしお。2週前の「全英オープン」の結果により同50位に滑り込み、土壇場でチャンスをつかんだ。
一方で、本大会がここファイアーストーンCCで行われるのが最後とあって、寂しさも口にする。「私はこのゴルフコースのファン。お気に入りのコースの1つ。事情も理解はしているが、変わってしまうのは残念」。だからこそ「今年戻ってこられて良かった」気持ちが大きい。
「全英オープン」最終日には一時首位に立つなど、優勝争いに絡み6位タイ。一気に調子を上げているだけに、今大会9勝目への期待は大きい。オーガスタでもともに練習ラウンドを行ったミケルソンは3月の「WGC-メキシコ選手権」で5季ぶりに優勝。旧友の活躍にも刺激を受けて、久々に訪れた“虎の庭”でロケットスタートを切りたいところだ。（文・秋田義和）
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