マーク金井のこれからいきますわ〜

ウェッジはスペックだけじゃなく、ソール幅にも注目しよう！

ウェッジは、ロフトやバンスを自分で選んで「単品買い」するのが主流。でも、マークさんによるとソールの幅も大事なんだとか。今回は、アマチュア向けのウェッジ選びのキホンを教えてもらいました！

ソールは広いほうが、ダフリに強い！

ゴルパ　ショップに行くと、ウェッジのコーナーにはロフトやバンスの違うたくさんの種類のモデルが並んでいますよね。正直、どれがいいのか自分にはまったく分かりません。「激スピン」なんて書いてあると、それだけでいいのかなぁ〜って気がするんですけど。

マーク　スピン性能は高いほうがいいけど、アマチュアの場合は、ミスに強いかどうかを最優先に考えるべきだと思うよ。ショートゲームの良し悪しはスコアに直結するからね。

ゴルパ　寄せワンの確立が高くなると、スコアも良くなりますからね〜。ミスに強いウェッジって、どんなのですか？　ぜひ教えてください！！！

マークウェッジのミスでいちばん避けたいのは、ダフり気味にヘッドが入る「ザックリ」のミスだよね。それを避けるには、SWならロフトは56度、バンスも多めの12度ぐらいがいいね。もうひとつ大事なのは、ソールの幅。あまり注目されないけど、アマチュアなら幅広ソールのモデルがオススメ。同じウェッジでも、こうやって比べるとソール幅が３倍は違うよね。見た目が３倍違うと、難しさも３倍違うんですわ〜。

ゴルパ　バンスについてよく聞きますが、ソールの幅は意識したことなかったですよ。最近はバンスが少ない「ローバンス」で、三日月型にカットされたソール幅の狭いモデルが多いですけど。

マーク　そういうウェッジは、完全に上級者向け。プロみたいに、いつもカツっとハーフトップ気味にボールを打てればいいけど、三日月型ソールのような地面の接地面が少ないモデルは、少しでも手前に入るとザックリのミスが出る。ボールの浮いたライで打ち込みすぎると、今度は逆にヘッドが下をくぐって飛ばないミスも出る。

ゴルパ　うっ！　まさにミスのオンパレード状態。思い当たるフシがあります……。

マーク　ソール幅が狭いウェッジは、ショップで構えるとボールを拾えそうで打ちやすそうだし、練習場の硬いマットではダフってもソールが滑ってくれるので問題ない。けど、芝の上で打つとザックリしてガックリ、なんてことが多いんですわ〜。

ゴルパ　ザックリしてガッカリ、おやじギャグですね。でも、当たってますね〜。

アマチュアなら、ソール広めが絶対有利！

ゴルパ　でも、よく聞くんですけど、バンスが多くてソール幅の広いモデルは、抜けが悪くなったりしません？

マーク　まったく問題ないですわ〜。アマチュアはプロの試合のようなシビアなコースコンディションでプレーしないからね。ソール幅が広くてバンスが多いウェッジは、地面が硬いとリーディングエッジが少し浮くんだけど、これも実戦ではカチカチのライじゃない限り問題ないよ。むしろ自然とハーフトップ気味に打てるからスピンが掛かりやすくなるメリットがある。

ゴルパ　なるほど〜。アマチュアには、幅広ソールはいいことずくめですね〜。

マーク　さっきも言ったけど、ショートゲームの良し悪しはスコアに直結するから、ウェッジはできるだけミスに強いモデルを使うべき。プロのように、いつもハーフトップ気味に打つのは技術的にとても難しいから、バンスを地面に滑らせるようにして打つほうが確実にミスは少なくなる。僕もいつもワンタッチ気味に打ってるよ。

ゴルパ　実戦に強いウェッジをやさしい打ち方で使うべきなんですね。今回も勉強になったなぁ。