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マーク金井の試打職人

<グローレ ドライバー新旧モデル打ち比べ!最新モデルの新品クラブVS中古クラブ>

最新モデルの新品クラブVS中古クラブ

今回は、白いヘッドのドライバーを3本!テーラーメイドのグローレFを2本と、最新モデルのMグローレを打ち比べます。グローレというブランドは、日本のアベレージゴルファー、50歳以上のコアなゴルファーが打ちやすいクラブを作ろう、というコンセプトのブランドです。初代がグローレ、派生して登場したのがグローレF、そして最新モデルがMグローレです。ゴルフパートナーではMグローレのような最新モデルの新品クラブも、グローレFのような以前のモデルの中古クラブも、どちらも購入できます!

 

 球がつかまる!弾く!そして軽い
 
 

★テーラーメイド Mグローレドライバー10.5° Speeder EVOLUTION TM (SR)★

グローレのやさしさとMシリーズの最新テクノロジー

まずは最新のMグローレから試打します。Mというのは、テーラーメイドのMシリーズのMです。最近ではM5、M6が出ていて非常に人気ですね。MグローレにはMのテクノロジー、ツイストフェースが搭載されています。グローレのやさしさとMシリーズの最新テクノロジーをあわせ持っているのがMグローレです。実は、僕もMグローレを1本持っています。

今回試打するのは、シャフトがフジクラのスピーダー、テーラーメイドと共同開発されたSpeeder EVOLUTION TMのSRです。ワッグルすると手元側がしっかりしていて、先端が動く、先中調子です。球をつかまえましょうというシャフトですね。グローレらしさでもあり、他のMシリーズと決定的に違うのが、Mグローレは重心アングルがけっこう大きいです。重心アングルが大きいということは、球がつかまりやすいということです。シャフトもヘッドも、球をつかまえましょうという設計です。

球がつかまる!弾く!そして軽い!

かまえてみると、顔がいいですね。打ってみます。フォ~!弾く!弾く!弾くね~。音も聞いてください(※記事の最後に動画へのリンクがあります)。ツイストフェース、非常に弾きがいいです。今回はMグローレのターゲットに合わせてヘッドスピード40m/sくらいで打っています。やっぱりつかまりがいいです。MとグローレのいいとこどりのMグローレ、いいですね。ど真ん中、高弾道!

はっきり言って軽いです。軽いので好みが分かれると思います。僕はシャフトを変えて、もう少し重くして使っています。純正のシャフトは300グラムをかなり下回っているので、軽めのシャフトが好きな人にはおすすめです。軽いクラブは、ヘッドスピードを上げやすい、振りやすいというメリットがありますが、力のある人が振るとタイミングがとりづらいというデメリットもあります。硬さと同じくらい、シャフトは重さも重要です。あんまり強く振るクラブではありません。スイング中にヘッドがターンしやすい。最新のMグローレの特徴は、球がつかまる!弾く!そして軽い。

 

 つかまりすぎない!グローレFの2代目
 
 

★テーラーメイド グローレF(2016)ドライバー10.5°GLOIRE GL6600(SR)★

今でも通用する弾きのよさ

続いて試打するのはグローレFの2代目のモデルです。後で試打する初代と似ていますが、ソールの白い部分の面積が広いのが2代目です。初代がつかまりすぎるので、つかまりすぎない2代目が出たと記憶しています。2016年発売のモデルです。Mに比べると、シャフトのしなり感がけっこうあります。

打ってみると、やっぱりシャフトのしなりがFの方が大きいですね。音が軽いな~。グローレの特徴であるフォージド、フェースを鍛造にすることで音にこだわっています。グローレFはツイストフェースではありませんが、現行の最新モデルよりフェースの弾きが劣っているわけではありません。グローレFのフェースの弾きのよさは、今でも通用するものです。打ったときにヘッドが返りすぎない。Mグローレに比べると、ヘッドの返りが少し弱い。Mグローレを打ってみて、ちょっとつかまりすぎる人、もう少しニュートラルに打ちたい人にはグローレFの2代目がいいと思います。

 

 初代グローレFは球を包み込むモチッとした打感
 
 

★テーラーメイド グローレFドライバー10°GLOIRE GL3000(SR)★

一番コンセプトがはっきりしている初代

続いて初代グローレF。2014年発売です。僕は初代が好きなんですよ。一番コンセプトがはっきりしているのが初代です。シャフトは2代目によく似ていてしなりを感じます。今回の3本の中で、ヘッドの投影面積が一番シャープです。

コンセプトとしてはシニアアスリート向けと言われていました。ポンとフェースを置いたときに、フックフェースではなくまっすぐ向きます。顔にこだわる人にはいいと思います。打ってみると、2代目とは違うしっとりとした音です。フェースにはフォージドと書いてありますが、初代が一番、球を包む。球を包み込んで、モチッとした打感です。発売から5年経っていますが、程度のいい中古クラブがあれば、カキーンというクラブより球を包んでくれるクラブが好きな人にはいいと思います。Mグローレに比べると、球がつかまりすぎないです。包む感じです。

 

新旧モデルのグローレ、どう選ぶ?

今回はテーラーメイドのグローレFの初代、2代目、Mグローレを打ちました。一世を風靡した白いヘッド。Mグローレはクラウンが一部カーボンになっていてMシリーズらしいです。最新の軽いクラブで球をつかまえてドローを打ちたい方にはMグローレがいいですね。ただしネックにカチャカチャがついていないので、簡単にリシャフトしたり、角度を変えることはできません。

それに対して、グローレF初代と2代目はカチャカチャ式です。ソールの調整機能はありませんが、調整機能がついています。フェースの向きを調整したい人には、グローレF初代と2代目はメリットがありますね。初代と2代目では顔が結構違います。純正シャフトは、デザインも似ていますし、打った感じも大きな違いはありません。グローレFの初代か、2代目かは、顔で選んでください。Mグローレだとつかまりすぎるのでもう少しニュートラルなクラブが欲しい、という人にはグローレFがおすすめです。

日本のゴルファーの一番コアな層である50歳以上をターゲットとして作られた、MグローレとグローレF。みなさんもぜひ試してみてください。

 

 

マーク金井 (プロフィール )

1958年9月16日生まれ身長183センチ、 大阪府出身、血液型A型。ゴルフ雑誌編集者を経てフリーに転身。これまで試打したクラブは1,000本を越える。豊富な知識とシングルの腕前でクラブの試打&レポートをゴルフ雑誌やネットで展開。

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