<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2日目◇2日◇PGMゴルフリゾート沖縄(7,270ヤード・パー72)>
ツアー3勝、今季も上位の常連となっている時松隆光。難関コースを相手に4バーディ・ノーボギーの「68」と、抜群の安定感で首位と4打差・8位タイにつけた。
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本大会会場のPGMゴルフリゾート沖縄は、常に海風が吹き荒れる難関コース。「アゲインストの風で150ヤードだと、普段は8、9番アイアンで打つんですけど、6番で打つときもあった。ただ、下が硬いのでフォローだと転がって距離も出る」と、本州とは異なる風の攻略が必須となるが、これにも冷静な対応をみせた。沖縄特有のバミューダ芝にも「独特の切れ方にうまく対応できた」と着実にプレーを進めての好ラウンドとなった。
冷静に1日を終えたかに思えたが、同組で回ったのはベテランの谷口徹。若手プロに叱咤激励をする姿はツアー会場でよく見られるものだが、この日も「飛距離の話で、“飛ばせ”とずっと言われていました」と苦笑いが漏れる。
谷口は、今週からボールをタイトリストの新モデル『プロV1x』に変更。「直進性がすごくいい」(谷口)と飛距離が伸びたというが、この日も新兵器が好調。今季のドライビングディスタンスでは10ヤードほど差がある時松に並ぶほど飛んでいて、「けっこう五分五分でした。途中から谷口さんをアウトドライブするのが目標みたいになって(笑)」。思わぬところからのプレッシャーに耐えながらの1日となった。
しかし、長い目で見て目標とするのは「賞金1億円を超えてみたい」。今季は5月の「関西オープン」で1勝し、賞金ランクで現在6位につけている。1億円まではあと4000万円ほどだが、今週からは賞金総額2億円と高額賞金の大会が続くため、チャンスはまだまだ残っている。今週を含めて残り4試合、終盤でもう1勝挙げて、大台突破を果たしたいところだ。(文・谷口愛純)
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