<ANAインスピレーション 2日日◇11日◇ミッションヒルズCC(米国カリフォルニア州)◇6763ヤード・パー72>
海外女子メジャー「ANAインスピレーション」の予選ラウンドが終了し、畑岡奈紗は「73」とスコアを1つ落として、トータル1アンダー・38位タイに後退。それでも「とりあえず予選は通れて良かった」と胸をなで下ろした。
足腰の安定感が神ってる! 畑岡奈紗のドライバーショット【連続写真】
畑岡は米国女子ツアーを主戦場にして4年目で、現在の世界ランキングは7位。メジャーであっても予選通過は当たり前、優勝争いを期待されてしまう。ショットのキレと安定感は、世界でも屈指のレベルといっていい。ただ、この大会ではなかなかパットが入ってくれない。それがスコアを思うように伸ばせないブレーキとなっている。
「今日も出だしからショットの感覚はそんなに悪くなかったんですけども、1つのパットが決まらなくて、だんだんフラストレーションがたまって、ショットもリズムが悪くなっていった」
インコースからスタートした前半は、18番のグリーン外からのパターでのアプローチも入れると20パット。パーオンを逃したのはボギーとしたスタートの10番だけで、チャンスにはつくもののバーディはなく、とにかくカップに嫌われまくった。
「ラインが徐々に合ってきた」と、後半に入った2番パー5で7メートルの下りのパットを沈めて、ようやく本日初バーディ。思わず笑顔がこぼれた。「上から速いパットだったんですけども、入れにいくといよりは寄せにいく感じでした。それが決まってくれたので良かったです」と振り返る。
他の選手も苦しむ左ドッグレッグの391ヤードの6番パー4では、この大会でバッグに入れた5番ウッドが功を奏した。ティショットを5番ウッドでしっかりフェアウェイに置き、池越えの2打目は、1メートルにつけるスーパーショットでバーディ。
「6番は難しいホールだと自分でも思っているんですけども、今週から入れた5番ウッドのティショットがすごく良い位置に運べて、それがうまくバーディにつながったと思います。いつもは3W、3U、4Uを入れているんですけど、4Uを使う機会がそんなにないので、それを抜いて5番ウッドを入れています。18番(パー5)もティが前に出たときには(セカンドで)5番ウッドくらいの距離が残るということで、キャディと話して、5番ウッドを入れることにしました」とセッティング変更の理由を語る。
この日の最後、「絶対獲りたいホール」という531ヤードの9番パー5では、3打目をピン手前2メートルにつけて、きっちりバーディ。後半9ホールは良いパーセーブもあって14パットにまとめた。明日からの決勝ラウンドに向けては、「伸ばせていけるチャンスにはついていると思うので、あとはパッティングを決めるだけ。パターが一つでも決まり始めたら、良い流れで回れると思う」とバーディ量産を誓った。
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