<楽天スーパーレディース 初日◇29日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県) ◇6568ヤード・パー72>
日本復帰3試合目に「この試合は結果を求めたい」と話していた渋野日向子。そんな大会で起用したキャディはまさかのハウスキャディだった。
ただし、まったくの初対面というわけではなく以前からの知り合い。18年にここ東急グランドオークゴルフクラブでファイナルQTが行われることが決まった際、知人を通じて紹介されたキャディ。「そのときの練習ラウンドだったり、その後も何度か食事を一緒にしていました」とやり取りがあり今回タッグが実現した。
前回ハウスキャディを起用したのは、まだ日本でも優勝していなかった2019年4月の「KKT杯バンテリンレディス」以来。史上2人目の最下位から予選を通過したときだったが、そのときはハウスキャディというよりはアルバイトできていた人だったという。
久々のハウスキャディだからといって、「すべてお任せではなくグリーンで迷ったときに聞くくらい」と頼り切りにはしなかった。「なるべく自分で考えるようにしました」と今取り組んでいるマネジメントも意識しながら戦った。
そんなパートナーとともに18ホールをボギーフリーで駆け抜けた。「ティショットもセカンドも安定していた。内容的にボギーを打たないようなゴルフができていてノーボギーで回れたのはうれしかった」と納得の一日に。「あしたもきょうのようなゴルフができたらいい」といつもとは違う相棒とともにさらに上を目指していく。(文・秋田義和)
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