<JLPGA最終プロテスト 3日目◇4日◇城陽カントリー倶楽部 東コース(京都府)◇6400ヤード・パー72>
4日間72ホールをプレーして上位20位タイの者までが合格となる「JLPGA最終プロテスト」。3日目を終えてトップに立っているのはトータル7アンダーの高久みなみ。高久は初日3アンダー首位、2日目4アンダーでトータル7アンダーと首位を守って明日の最終日を迎える。
「初日、2日目と違って苦しいゴルフでした。目標は毎日アンダーパー。今日は悔しいです」と、高久。とはいえ、3日目を終えてアンダーパーはトータル1アンダーで3位タイまでの7人。「難しいコースセッティングでしたが、貯金をつくれたのはよかったです」と、ほっとした表情も見せた。そして、首位に立ってはいるが「気持ちに余裕はありません。緊張もあります。課題はティショット。納得のいかない場面があったので、これから修正します」と、気を引き締めた。
その高久を一打差で追いかけるのは尾関彩美悠。尾関は作陽高(岡山県)に通う18歳。渋野日向子の後輩で、今季の「日本女子アマ」を制した実力者だ。
「風が強くてピンポジションも難しかったです。前半はマネジメントがよくないし、集中も出来ていませんでした。今日は16番までオーバーパーできていましたが、17番と18番でバーディがとれてイーブンに戻せてよかったです。14番でボギーを叩いた後、気持ちを切り替えて攻めていきました。集中力が欠けてきているので、明日は注意したいです。ここまできたら、最終プロテストに出られていることを感謝して楽しんで最終日をプレーしたいです。今まで学んできたことをしっかり出して、トップ合格を狙います」と、尾関。
高久はプラチナ世代の古江彩佳、西村優奈、吉田優利、安田祐香と同学年。ともに切磋琢磨して成長してきた。その高久を一打差で追いかける尾関は渋野日向子の後輩で、10月の「日本女子オープン」では11位タイに入賞して自信をつけてきている。プロテストは一発勝負。技術だけではなく、メンタルの強さも求められる。トップ合格を勝ち取るのはどちらか? トップ合格した者には、来季のツアー出場権を賭けて争うQT(最終予選会・11月30日〜12月3日)の出場権が与えられる。明日のラウンドは目が離せない。
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