<ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 2日目◇22日◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)◇7071ヤード・パー71>
トータル12アンダーで6人が首位に並ぶバーディ合戦となっている今大会で、49歳の片山晋呉が2打差のトータル10アンダーまで伸ばし、9位タイに浮上してきた。その活躍の裏には、4年の歳月をかけて作り上げたスイングと、40グラム台のシャフトがあったようだ。地元茨城ということで、茨城弁で取材に応えた片山。その内容を一問一答形式でお送りする。茨城弁のイントネーションを想像してお読みください。
■ナイスプレーでした
きょうはなんかあった? 10アンダー? そだね。茨城だもん。なまっちゃうよ(笑)。
■最終ホールでは5メートルのパットが入ってガッツパーでした
パッティングはずっといいから上手くいけば入っかなーと思ったら、入っちゃったね。パッティングは東建からずーっといいんだ。ずっと思ったとこにいってたからさ。入るか入んないかはしょうがないよ。長くやってっと。入れようと思っても入んないし。大体です。
■5番パー5のイーグルの内容を教えてください
ドライバー、バーンといって、バフィ(4W)、バーンといって、パターピッとやったら入っちゃった(笑)。スプーン(3W)は入ってないのよ。
■5番のセカンドの距離と、イーグルパットの距離は?
エッジ247ヤードに+9ヤードだから、ピンまで256ヤードくらい。それがバフィで50センチくらいかな。逆に近くてドキドキしちゃった(笑)。イーグルパットなんてのは入んなくてもいいなと思って打たないとさ。50センチだと、だーめだ、緊張しちゃって(笑)。会心のバフィーですよ。
■一昨日のプロアマではドライバーに4X。軽硬シャフトでしたね
カルカタ?おれはカタヤマだけどね(笑)。きょうは暖かいから5Xだけどね。きのうも5X。寒いときは4X。一昨日は寒かったでしょ。
■男子ツアーで40グラム台のシャフトはいないですよね。利点は?
テクノロジーがすごいよ(笑)。テクノロジーを取り入れないとさ。オジサンになったら戦えないでしょ。20歳くらいの子とやらなきゃいけないのに。4Xは速く振れる。ボールスピードが出るね。やっぱり。びっくりしたよ。
■ヘッドスピードとボールスピードはどのくらい出ますか?
きのうのご飯のことも忘れちゃうくらいだけど、数字のことは覚えてないけど(笑)。なにせちょっと速くなるんですよ。テクノロジーだね。
■スイングの考え方をシンプルにしてドライバーが安定している?
そうなんですよ。シンプルにしてね。だいぶ良くなって来たね。
■回すスイングからバックスイングで右を引いて、インパクトで左を引くスイングになった?
回すに近いけどね。4年かけてずっとやってきたこと(スイング改造)は、やめたわけではない。全部やって練り合わさって、いまがある。4年かけたことは無駄ではない。練り込んだら、今になりました。そばと一緒ですよ。叩いて叩いて伸ばして伸ばして。
■4年かけてきたものが、いま出てきている?
いままではスイングだけだったけど、いまはこうゴルフが組み立てられるようになってきたから、つながってきたんだよね。3年間はスイングだけ、振り方だけ。いまはそれが全部合わさって、球のイメージ、距離感が全部入って、ようやく。4年かかったけどね。去年の秋からバババッて来だした。ちょうど予定通り。このコースは得意だから今週、来週(中日クラウンズ)はハマるなと思っていました。
■最後に決勝ラウンドの意気込みをお願いします
意気込み?いいんだよもう。こんだけがんばってりゃだいじょぶ。順位じゃないんですよ。楽しく若い選手とやっていることが僕は幸せなんです。
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