<CAT Ladies 最終日◇21日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6638ヤード・パー72>
前週の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では勝みなみ、堀琴音ら全英帰りの2人が2位タイに入ったが、今週も国内復帰組が上位をにぎわせた。山下未夢有が単独2位に入り、その山下と同組で回った藤田さいきは4バーディ・ボギーなしで「68」。全英では142位と苦しんだが、しっかりと立て直してトータル8アンダーの7位タイとトップ10フィニッシュを決めた。
それでも山下は「もっと伸ばせた」と悔しさを見せた。「パターがあまり入っていなかった。もう1つは最低獲っておかないとな、と思っていた。それが獲れなかったのがもったいない」と唇をかむ。それでも「64」はトーナメントコースレコード。「それは自信になりますね」と13位タイに入った全英に続いて、さらに自信を深めたようだ。
そして海外メジャー「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」で3位に入った西郷真央は、前半だけで4つのバーディを奪うなど出だしから好調だった。だが、後半で3連続ボギーを叩いてトータル5アンダーの20位タイ。「上手く打ったけど、ボギーになってしまった。グリーン周りだったり風の読みだったり。そういったところが結果的にミスなので、そこはちょっとかみ合わなかったかなっていう感じ」と山あり谷ありのラウンドを振り返る。
秋に向けて大きな試合が続くなか、「メジャーも含めて全試合大事。ここ最近パッティングがなかなか決まらなくて流れに乗れないことがすごく多いので、初日から決めきれるように工夫して練習したいです」と今後を見据えた。
西郷と同じくエビアン、全英と連戦した西村優菜も最終日に3つ伸ばしてトータル3アンダーの26位タイでフィニッシュ。2日目に落として優勝争いからは後退していたが、良いかたちで締めくくっている。
次戦「ニトリレディス」が行われる小樽カントリー倶楽部はツアーでも屈指の難易度に加えて、北海道らしく洋芝。それに慣れた全英帰りの選手たちが、またしても上位をにぎわせそうだ。
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