世界のトッププロたちのスイング集~ザ・アスリートスイング2~
Aaron Baddeley(アーロン・バデリー)
ジュニア時代から注目されていたが中々結果が出せずにいたオーストラリアの天才A・バデリー。タイガーも取り入れ今最も注目されている左軸打法をいち早く採用したのがこのバデリー。昨季、4シーズンぶりの勝利を挙げ、左軸打法にも磨きが掛かっている。要注目だ!!
1981年3月17日生まれ 183cm 79kg
2011年平均飛距離 296.2ヤード(51位)
2011年フェアウェイキープ率 55.67%(166位)
上半身のパワーをいかに効率よく働かせるか。バデリーのスイングもまた上半身主体で、下半身は、その動きの土台として支えるのが主な役割になっている。広いスタンスは、重心移動の距離を長くするためではなく、あくまで安定性を求めてのものだ。コンパクトなトップから左腰を戻す。そこからは腕を振る。左ヒザを伸ばすことで下半身のターンにブレーキをかけ、上半身のフルターンをうながす。バックスイングで右足寄りに移っていた重心は、ダウンスイングで左足に移るのではなく、スタンスの中央に戻る。そのくらいの移動幅でしかないと考えておいた方がよさそうだ。
Photo & Text by Golf Style
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際使用するギアとは異なることがあります。
1956年4月北海道生まれ、1982年プロ入り。ツアーから離れた後は、渡米してサンディエゴで最新スイングを学ぶとともにクラブ機能やクラブとスイングの相性なども解析し、理論を身に付け、現在は、アマチュアゴルファーやプロ志望の若手を指導している。日本テレビのトーナメント中継でラウンドレポーターも務める。