世界のトッププロたちのスイング集~ザ・アスリートスイング2~
Rory Sabbatini(ローリー・サバティーニ)
独特なフィニッシュとショートテンパー(短気)、そしてアグレッシブなゴルフスタイルで人気のあるR・サバティーニ。そんなキャラクター先行の彼だが、昨年にはツアー6勝目を挙げている実力派の一人だ!
1976年4月2日生まれ 178cm 75kg
2011年平均飛距離 292.5ヤード(78位)
2011年フェアウェイキープ率 56.74%(156位)
トップスイングからダウンスイングに切り返した直後の態勢は、リー・ウエストウッドに似ている。しかし、これ以降の動きには大きな違いがある。ウェストウッドは、胸を下に向けたままアームローテーションによってインサイドインの軌道に振り切っていく。左ヒジをたたんで右腕を追い越させながら右肩を大きくターンさせる。サバティーニの場合は、タメたヘッドをインサイドからアウトサイドに放り出す。両腕の三角形は長く保たれるが、右肩のターンはしにくく左足に乗り切れない。独自のスイングだ。
Photo & Text by Golf Style
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際使用するギアとは異なることがあります。
1956年4月北海道生まれ、1982年プロ入り。ツアーから離れた後は、渡米してサンディエゴで最新スイングを学ぶとともにクラブ機能やクラブとスイングの相性なども解析し、理論を身に付け、現在は、アマチュアゴルファーやプロ志望の若手を指導している。日本テレビのトーナメント中継でラウンドレポーターも務める。