世界のトッププロたちのスイング集~ザ・アスリートスイング2~
Ricky Barns(リッキー・バーンズ)
ティショットを曲げまくっても奇跡的なリカバリーで全米アマの称号を勝ち取った暴れん坊のR・バーンズ。プロ転向後、なかなか良い成績を残せなかったが、2009年の全米オープンで3日目に首位に立ち、実力の高さを見せつけた。2010年からは上位に顔を見せることもチラホラ。魅力的なプレースタイルだけに今後も注目したい!
1981年2月6日生まれ 188cm 91kg
2011年平均飛距離 293.3ヤード(72位)
2011年フェアウェイキープ率 58.55%(133位)
全米アマで活躍していた頃や、プロ転向後もしばらくは、もっともっとダイナミックに飛ばしていた。飛ぶけど曲がる。それが、定評でもあった。ツアーで戦うためには、コントロール性を高める必要があった。バーンズは、フェースローテーションを抑えることで、それをクリアしようとした。ダウンスイングからフォロースルーへ左ヒザを大きくスライドさせ、アームローテーションを行わずに両腕と肩の三角形をできるだけ長く崩さずに振り抜いていく。これは、バーンズが試行錯誤の中からつかんだツアープロとしての打法である。
Photo & Text by Golf Style
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際使用するギアとは異なることがあります。
1956年4月北海道生まれ、1982年プロ入り。ツアーから離れた後は、渡米してサンディエゴで最新スイングを学ぶとともにクラブ機能やクラブとスイングの相性なども解析し、理論を身に付け、現在は、アマチュアゴルファーやプロ志望の若手を指導している。日本テレビのトーナメント中継でラウンドレポーターも務める。