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話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」

今回は、最新のウェッジの実力調査。キュキュッと止めるなら“台形溝”がいいらしい?

ALBAプレゼンツ、話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」は、毎回違う角度でクラブを徹底試打ちレポート。どれが自分に合っているのか、悩めるクラブの見極め方を解説。

3年以上使ったウェッジ、スピンはかかりません

最新ウェッジのスピン力を徹底的に調査してみた。フェースの溝の形はモデルによって、様々な形があることが判明。今回は試打したスピン量調査や高速カメラで見たアプローチでのヘッドの動きなど多岐にわたって調査した。3年以上使ったウェッジではスピンはかからない…。

解説 青山 充

あおやま・みつる/国内のティーチング革命を提唱し、「GEARS」などの最新計測器を駆使した科学的な次世代型レッスン、フィッティングを行う。「TRUE SPEC GOLF」(東京都)を拠点に活動。

超高速カメラでとらえたスピンの瞬間

古いウェッジはスピンがかからん!!

まずはインパクトで球はどんな動きをしてスピンがかかるのかを調査。
また、最新ウェッジと3年以上使用ウェッジでスピン力を試打比較してみた。

3年以上使用ウェッジ打ってみた!球は潰れて溝の下部2~5本目に喰い込む

左上:「インパクトで球は最初に溝の下2本目にタッチすることが判明。ツアープロは2本目に当てるイメージを持っている」(青山)
右上:「次に球はフェースに密着して下4、5本目まで喰い込む。アプローチのHSでも球が溝に喰い込むことをアマには知ってほしい」(青山)

左上:「スピンがかかると打ち出しは低くなる。逆にスピンがかからないと自分のイメージより弾道高さは高くなり、距離感が狂う」(青山)
右上:「3年以上使用したウェッジはスピンがかからない。月イチゴルファーでも3年に1回は最新ウェッジに変えるべき」(青山)

最新ウェッジだとスピン量が増えて打ち出しが低い弾道になる。「スピンが効いた球は、ショット後の目線に収まる高さがイメージどおり。打ち出し後の弾道の高さが同じで安定している」(青山)。
最新ウェッジだとカバーに溝が喰い込む。軟らかいウレタンカバーだと特に顕著(上左)
溝が削られておらず3年以上使用したクラブに比べ、ボールに喰い込む形状をキープ(上右)

3年以上使用して溝がボロボロになったウェッジを打ってみると、打ち出しが高くポッコンしたような弾道になった。「予想以上に球が上がりスピンがかからないから、ピンに寄りにくくなる」(青山)。
ウェッジは使用していると、溝の上部の角がなくなり、スピンがかかりにくくなる傾向(上左)
バンカーなど砂が噛むショットなどで溝はボロボロに。特に溝の上部分が削れてしまう(上右)

各モデルの溝の形を再現。スピン量との関係性は?

スピンが欲しけりゃ、“台形溝”

ここでは最新モデルの溝の形を型どり用の粘土で再現してみた。
溝の形は主に3種類となったが、スピン量が高いのはあの形だった。

「ヘッドを置くとフェースは閉じる傾向にある。ソール形状で左を向きやすい設計なので、球がつかまえられる。顔もオーソドックスでバランスの良さが目立っている」(青山)
横幅が非常に広い長方形型。一番カバーに対して接地面積が増えそうな設計(上左)
新開発「ZTP17グルーブ」は溝の角がより鋭くなるように設計されている(上右)

「試打で感じたのは、打感が非常にソフトでフェースに球が長く乗っている感覚がある点。コントロールがしやすい操作性がある。スピン性能もある程度あり、実戦的ウェッジ」(青山)
逆三角形の溝の間口がロフトが多くなるほど広がる。つまり52°よりも56°の方が幅広になるという(上左)
ロフトが多いほど、溝の断面積を広げた設計に。天候に応じたスピン量を発揮する設計(上右)

「アドレスでフェースは開く傾向にあるが、独特なネック形状で球を包み込む感覚で構えやすい。打つと非常にスピンがかかり、幅広ソールなのでミスにも強い」(青山)
間口が広く逆三角形のような溝を形成。台形溝と同様に高いスピン性能を発揮した(上左)
深さ、幅、間隔を最適化させてインパクトで球に対する溝の面積を最大限に実現した(上右)

「ヘッドを置くとフェースが開く傾向に。開いた状態で様々な打ち方がしやすい中・上級者向き。台形溝と高重心設計で高いスピン性能を発揮するオススメモデル」(青山)
タイトリスト同様に非常に深い台形溝で形成し、エッジも立たせた設計(上左)
ルール最大限にエッジをきかせた溝とフェース面にミーリング加工でスピン性能を発揮する(上右)

「開く・閉じるなど操作性も高くやさしさも備えるなど総合力が高い。インパクトで、非常に球が溝に喰い込む感じを体感できる。顔も上級者が好むオーソドックスな顔」(青山)
逆台形のような形を形成。ボールが深く喰い込むフィーリングを生み出すという(上左)
溝と溝の間に精密加工パラレルミーリングを施し、優れたスピン性能をもたらす(上右)

測定方法

10,000分の1秒をとらえる高速度カメラで撮影

今回インパクト撮影で使用したのは、ノビテック社の高性能・高感度ハイスピードカメラ「PhantomV2512」。100万画素時に世界最高速25,600コマ/秒で撮影できる優れもの。低照度環境で難しかったインドアでも鮮明な映像が撮影できる。専門ソフトを使用すれば、画像加工や速度・加速度の算出も可能だ。
http://www.nobby-tech.co.jp

「フライトスコープ」でスピン量や弾道を測定

レッスンプロやツアープロに支持されている弾道測定器「フライトスコープ」で今回はスピン量・打ち出し角を測定。インドアでも野外でも簡単に測定できる高性能が売り。


試打はすべて56°のウェッジで行った。5球の平均値を採用している。

粘土を使って溝の形を形どった

今回型どり用の粘土を使用して、各モデルの溝に粘土を密着させて溝の形を再現。その断面図を撮影してみると、各モデルの溝の形が明確に再現された。


フェースに密着させた粘土を切って溝の断面となる部分を、写真で撮影して再現。

ヘッドを置くとフェースが開くヘッドが◎

ヘッドを置くとリーディングエッジが開く傾向のモデルをプロは好むという。フェースが閉じる傾向のものは、引っかけやすくなる傾向に

3年以上使用した溝は上側が砂で削れた!

ちなみにP.2で紹介した3年以上使用したウェッジは溝の上側が削れていた。バンカーなどで使用するから、砂で削られてしまうのだ。

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