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話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」

今回は、スリクソンZ565とZ565TGをガチ比較! 限定モデルは変わったのは色だけ?

ALBAプレゼンツ、話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」は、毎回違う角度でクラブを徹底試打ちレポート。どれが自分に合っているのか、悩めるクラブの見極め方を解説。

ほぼ同じ形状だけど、飛ぶようになったの?

「スリクソンZ565」ドライバーの限定モデルが新たに発売された。「Z565TG」はクラウンがチタングレーカラーとなり、見た目だけが変わっただけのように見えるが、その性能は何が違うのか?重心測定や試打比較などあらゆる角度で徹底比較してみた。

試打・解説 山田倉義(TRUE SPEC GOLF)

1977年生まれ。JGTOツアープレーヤーとしてミニツアーを参戦。その後PGAティーチングプロを取得。現在は六本木の「TRUE SPEC GOLF」(六本木)でレッスンプロ兼フィッターとして活躍。ギアマニアでもある

「Z565」&「Z565TG」 のヘッド&シャフトデータを測定

まずは「スリクソンZ565」と「Z565TG」 の重心距離や重心深度などのヘッド重心やシャフトの5点剛性を丸裸に。性能面では何が変わったのか?

新作は強弾道ヘッドを生かす高弾道シャフト

重心角が標準で「TG」よりやや深重心設計に。「ヘッドが重くバランスもD3と重いため、アスリートが思い切り振って飛ばせる仕様。重心深度が標準だが重心高さがやや低いため、低スピン弾道で打てる」(山田)

最適スピンの強弾道で打てるヘッドに。ただ、重心距離が短いが、重心角が小さくフェースターンはしにくい傾向に。「バランスがD3→D1とだいぶん軽くなり、振り遅れずにスクエアに当りやすくなっている。ロフト10.5度でリアルロフト11.9度あるので、球が上がりやすい」(山田)。

やや浅重心のヘッドを採用。シャフトで球を上げてつかまえる

どちらも投影面積が大きく安心感のある顔で、「Z565TG」はグレーカラーとなった以外はそれほどヘッド形状に大きく変化はなさそうだ。ただ、重心データを測定するとヘッドバランスに大きな違いが生まれた。
「ヘッド重量が4g軽くなりバランスがD3→D1へと軽量化しました。つまり、振り抜きが非常に良くなり、振り遅れて右プッシュになるというリスクが少ないのです。よりミート率が高まる傾向にあります」(山田)
一方、純正シャフトのデータを比較すると、新作は明らかに全体が軟らかく振りやすい。しかも先端が軟らかいため、高弾道に打ちやすく球のつかまりが抜群の設計に仕上がっている。「新作ヘッドはやや浅重心ヘッドでエネルギーロスが少ないが、球が上がりづらい。それを先調子系シャフトのしなり戻りでやさしさを補っています。クラブ全体では非常にやさしい仕様」(山田)という。

新作シャフトは先軟らかで球がつかまる

手元調子で 先端が硬い

手元調子で先端が硬いのが特徴。先端が硬い分、余計にフェースがターンする心配がない。50g台でも非常にハードなシャフトとなっている。

全体が軟らかく タイミング良く振れる

非常に全体が軟らかで先端がさらに軟らかい。
つまり、全体がしなるのでタイミング良く振りやすいが、ヘッドも走り、高弾道ドローで打てるやさしさを備える。

シャフト先端から250mm、400mm、550mm、700mm、850mmの5点の硬さを測定。各社のモデルと比較してその地点での平均値からの相対的な硬さを表記している。

重心深度:フェース面から重心までの深さ。重心深度が深いほど、ミスヒットに強くなる
重心距離:ネックから重心までの距離。短いほどフェースコントロールしやすく操作性が高い
重心高さ:フェース面上での重心の高さ。重心が低いほど低スピンで強い球になる
重心角:机の上に置いた際のフェース面の傾き。傾きが大きいほどフェースが返りやすい

2つのモデルをガチンコ試打比較

新作はアスリート顔でもスライスを防ぐ

次は「スリクソンZ565」と「Z565TG」 をガチンコで試打比較してみた。
思った以上に効果が違ったのが純正シャフトの違いだった。

打ち出しは中弾道で低スピン弾道が特徴。アスリートが振ってもスピン量が増えない。「シャフトの先が硬く思い切り振っても引っかけない。HS速めの人が打つとより飛距離が出るアスリート向けですね」(山田)

手首を返すフッカーに合う

手首を返しすぎて引っかけてしまう人は「Z565」のほうが安心して振れる

シャフトの効果で、打ち出しが高く最適スピンで飛んでいく。キャリーも出やすいのが特徴。「シャフトがしなり戻ってロフトが増えるから、キャリーが出ます。つかまりが非常に高くカット軌道のスライサーでも打ちやすい」(山田)

カット軌道に合う

アウトサイド・イン軌道で振る人でも、しなり戻るシャフトで球をつかまえられる

新作は打感ソフトでフェースに球が乗るイメージ

テスタープロ山田が打って驚いたのが、「Z565TG」の打感の軟らかさだった。「前作はより球を弾く感じで打音が高く球離れが速かったです。新作は打音がやや静かで打感が非常にソフト。球がフェースに乗っている感じが長くて、球がつかまる感覚もあるし、ライン出しもしやすい」(山田)という。
その違いを生み出すのはシャフト先端の硬さ。先端が軟らかい新作はシャフトがしなり戻ってヘッドを走らせるため、フェースに乗る感覚を持ちやすい。前作は先端が硬い分、球を弾く感覚になりやすいという。また、測定値を比較すると、新作のほうが、先軟らかシャフトの効果で球が上がってつかまる傾向にある。「フェースが楽にターンするのでスライサー向けのクラブともいえます。本格派の顔を好み、なおかつ球がつかまらない人には絶対オススメのクラブですね」(山田)。

TGはシャフトで球が上がる

「Z565TG」の純正シャフトは先が軟らかくインパクトでリアルロフトを増やす傾向に(上左)

トルクが大きくよりフェースが返る

トルクが5.7と大きい「Z565TG」の純正シャフトは、フェースターンしやすい(上中)

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