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話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」

今回は、“G400”はヘッドが小さくてもやさしい?

ALBAプレゼンツ、話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」は、毎回違う角度でクラブを徹底試打ちレポート。どれが自分に合っているのか、悩めるクラブの見極め方を解説。

シャフトからの重心深度で性能を調査

新たに発売されるというピンの「G400」。全英オープンで男子プロが圧倒的な飛距離を見せて話題となった。
新モデルは重心深度が最も深いというが、何が前作と変わっているのだろうか?シャフトからの重心深度という新機軸で性能を調査した。

測定・試打 奥嶋誠昭さん(ノビテックゴルフ)

JGTOツアープレーヤーであり、世界最先端の測定機器を持つ神奈川県「ノビテックゴルフ」でレッスンを行うプロ。GEARSやPuttLabを用いたレッスン、クラブフィッティングを行えるスタジオで科学的なギア分析を行う専門家。
HSは50m/sのギアマニア。


新モデルはヘッド体積460ccから445ccとかなり小さくなっており、通常は性能は難しくなるが……

シャフトからの重心深度(軸線深度)が前作と最も変わった

通常はリーディングエッジからの重心深度を測定するが、シャフト(軸線)からの重心深度を測定することで新たな発見が。

新発見!「G400」は“超深重心”で曲がらん&上がる


通常重心深度は超深めだが、実際の打ち出しにかかわるシャフトからの重心深度はやや深い数値に。重心高さは多めの基準となった

重心高さがやや高めで最適スピン量で打てる。リーディングエッジからの重心深度は超深いが、シャフト軸線からの重心深度はそれほど深くない。「かなりシャロー形状ですが、実際はそれほどインパクトロフトが寝ない設計。中弾道でスピン量が多めの傾向です。重心距離が長く重心角が小さめで、つかまりは控えめです」(奥嶋)

インパクトロフトは少ない

軸線深度が浅いとヘッドが上を向かず、インパクトロフトは少なめの傾向となる


シャフトからの重心深度が超深重心に。フェース面がブレにくく低スピンに。こちらも重心高さは高めとなる数値に

こちらも重心高さが高めで最適スピン量で打てるタイプ。ただ、シャフト軸線からの重心深度が超深い数値で、インパクトロフトが増える傾向に。「中型ヘッドでもかなり弾道が高くなり驚きました。あと重心角も大きくなるので、つかまりも抜群にいいですね。重心距離が長いためミスヒットにも強いです」(奥嶋)

インパクトロフトは多い

軸線深度が深いとヘッドが上を向き、インパクトロフトは多めの傾向となる

シャフト軸線から超深重心の新作はフェース面がブレない

今回注目すべき測定数値はシャフト軸線からの重心深度。通常はリーディングエッジからの重心深度を測定するが、支点となるべきシャフトからの重心深度(軸線深度)を測定することで、新たなヘッド性能が判明した。「新作は本当の重心深度が超深いです。後ろが重くてインパクトでロフトが寝るので、かなり弾道が高くなりスピン量が多めでキャリーをラクに確保できます。前作はシャフトからの重心深度が浅いため、打ち出しは中弾道ですね。新作は超深重心で重心角も大きくなるので、つかまりも向上するメリットがあります」(奥嶋)
ツアープロにも受けるディープ形状でも高弾道で打てて、つかまりもいい新ヘッドはアマにも受けそうだ。

シャフト(軸線)からの重心深度の数値こそヘッド挙動に最も影響

軸線深度とはFP(シャフトからリーディングエッジの長さ)から重心深度を引いた数値。ヘッドの支点となるシャフト(軸線)からの重心深度がわかるメリットがある。この重心深度が深いほど、ヘッド後部が落ちてインパクトロフトが増え高打ち出しに。また、フェース面がブレにくく低スピン傾向となる

軸線深度:シャフト軸線から重心までの深さ。
ギア専門誌「PCM」編集長の村田氏が提唱した新理論。軸線深度が深いほどミスヒットに強くなる。
重心深度:通常の重心深度はリーディングエッジから重心までの深さを指している。
重心距離 :ネックから重心までの距離。短いほどフェースコントロールがしやすく操作性が高い
重心高さ:フェース面上の重心の高さ。重心が低いほど低スピンで強い球になる
重心角:ヘッドを机に置いたときのフェースの傾き。大きいほどフェースが返りやすい

新旧モデルを試打比較。新モデルの3タイプも打ち比べた

次はドライバーHS42m/sのアマチュアを想定して「G」「G400」を打ち比べ。ほかにも「G400」のタイプ別ヘッドの試打比較も行った。

新作は打感が軟らかで強い球で打てた

新作は打感が軟らかで強い球で打てた


「4モデルの中で一番球がつかまるヘッドですね。しっかりヘッドが返ってくれるので私だとチーピンが出るくらい。スピン量は先がしなり戻る純正シャフトの影響かやや少なめなので、強い球が打てますね。これならスライサーにもオススメです。しっかり球をつかまえて左に打ち出してフェードを打ちたい人にもオススメですね」(奥嶋)


「男子プロが使うのもうなずけます。重心深度は深すぎず重心角も標準的なので、非常に強い球で打てます。スピン量が増えすぎて吹き上がって飛距離ロスしている人はぜひ使ってほしいです。一番操作性が高いのも特徴的です。ある程度イメージどおりにヘッドコントロールできますね」(奥嶋)


「一番驚いたのは打感の軟らかさ。アベレージモデルでもフェースが球を包んで押し出すイメージで打てます。これはつかまりもよく高弾道に打てるスタンダードなタイプ。シリーズを通して球が上がりにくい人は『G400』をオススメしたいです。ドローンと低スピンで飛ぶのも特徴的です」(奥嶋)


「新作よりもスピン量が多めだったのが印象的。打感は弾く感じで飛んでいきます。つかまりはやや控えめなので、フックに悩む人にオススメです。また、新作同様に重心距離が長いので、トゥ側のミスヒットでもフェース面がブレにくく曲がりづらいですね。シャローバックの割に弾道は中弾道で飛んでいきます」(奥嶋)

アベレージモデルでも打感がソフトで強弾道に

テスタープロの奥嶋が驚いたのが、新作の打感の軟らかさだった。「これだけやさしいヘッドだと普通は球を弾く感じだけど、これは非常に打感が軟らかで弾道をイメージどおりにコントロールしやすいです。弾く感覚はプロは嫌がりますから」と絶賛する。
旧作との弾道の違いは、スピン量だった。どちらもヘッド単体ではスピン量多めの重心設計だが、純正シャフトの影響で『G400』シリーズは低スピンの非常に強い球で打てる。おそらく先端が硬いシャフトの影響で、低スピン量を抑えられ球が強くなるのだろう。「新作は打ち出し角も確保できて、低スピンで打てる。まさにぶっ飛び弾道で打てますね」(奥嶋)。あとは、つかまりなどが異なる3タイプのヘッドから好みのタイプを選ぶだけだ。

①インパクトで右手で返してしまい引っかけを嫌う人は、「G400 LSTEC」がオススメ
②すくい打ちで球が上がらない人は「G400」「G400 SFTEC」などがオススメ
③インパクトでフェースが開いてしまいスライスする人は、「G400 SFTEC」を
④重心距離が長いぶん、新作はトゥ側のヒットにも強いのが特長。シリーズ全体で左右のミスヒットに強かった

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