<アジア・パシフィックアマチュア選手権 3日目◇6日◇セントーサGC ニュータンジョンコース(6847ヤード・パー70)>
常に落ち着いた姿勢でプレーに臨み、感情の激しい起伏を表に出さない印象の中島啓太(代々木高3年)。「金谷さんの8アンダーを見たので、これを入れたら追いつくかなと思いました」と、最終18番で8mのバーディパットを沈めて渾身のガッツポーズ。トータル8アンダーまで伸ばして、その金谷拓実(東北福祉大2年)とともに、首位と2打差の3位タイに食い込んだ。
これが金メダリストのスイング 中島啓太のドライバーを動画でチェック
大会開幕前からスイングに不調を抱えながらも、4日間安定して上位を維持し続けている。「準備やコースマネジメントは、今年の方ができている。それが結果に繋がっていると思います」。ここまでナショナルチームの一員として技術を磨き、「アジア競技大会」金メダル、「オーストラリアンアマチュア選手権」優勝など数々の輝かしい功績を残してきた。「調子がよくない中でもこの位置にいられるのは、成長していると思います」と、自身でも昨年との違いを感じている。
優勝争いを目前にしても「あまり意識はしないで、目標は二桁アンダーまで伸ばすこと」。明日は2つめのアジアナンバーワンの称号を手にして、この日以上の力強いガッツポーズが見たいところだ。(文・谷口愛純)
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