毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【ブリヂストンオープン編】。
【写真】二人三脚で勝ち取ったツアー初優勝時の美人キャディ
未勝利ながら賞金ランキングトップに立っていた今平周吾が「ブリヂストンオープン」で今季初勝利を挙げ、獲得賞金も大台の1億円を突破。初の賞金王に向けて大きく前進した。
ツアーの会場で当時学生アルバイトだった若松菜々恵さんと出会い、今年5月に婚約。幸せいっぱいの2人にとって、待ちに待った勝利だった。
若松さんは全試合ではないものの、今平の試合に駆けつけ、ロープの外から見守っている。「いつも見かけるのですが、熱心に今平選手のプレーを見ているのが印象的でした」と佐々木啓カメラマンが現場でのシーンを振り返る。
「ただ歩いているわけではなく、一つ一つのプレーを真剣に見ていた若松さんの姿を見て、すごくいいカップルだなと思っていました」と佐々木カメラマン。「彼のゴルフを見るのが好きなんです」という若松さん。2人の暖かい関係が見えてくる。
「優勝が決まって2人の写真を撮ろうとカメラマンが近寄ったのですが、近づいた2人の間に微妙に距離があったんです(笑)。照れ屋のいまひら選手らしいなと。なんだか初々しいなと思いました」(佐々木カメラマン)。婚約パワーで一気に賞金王への道を駆け上がることができるか。
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