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「“賞金女王”と“アマチュア”くらいの差（笑）」有村智恵、アマ上野菜々子と自身の高校時代を比較

＜大王製紙エリエールレディスオープン 3日目◇17日◇エリエールゴルフクラブ松山（6525ヤード・パー72）＞
初日、2日目と単独トップをキープしてきた有村智恵は、ムービングデーに3バーディ・2ボギーの「71」と伸ばしきれず。トータル13アンダーで首位の座は守ったものの、同スコアに4人が並ぶ混戦模様となった。
ウェア姿とドレス姿…その表情を比較　有村智恵写真館
「もっと伸ばせていたら」。有村はこの日のラウンドを振り返りそう口にした。戦前の予想通り、伸ばし合いの展開となった今大会。有村も2日間で12アンダーと、上位争いをけん引し続けた。しかしこの日は、32回を数えたパットに苦しめられスコアが停滞。その間に、「64」をマークした勝みなみや、松田鈴英、アマチュアの上野菜々子（東海大付属大阪仰星高3年）に追いつかれた。
3日目に一緒に最終組でラウンドした上野については、「いやぁ、上手かったです。欠点が見つからなかった」と絶賛。有村は優勝した2009年大会の2日目、最終日（当時は3日間大会）に当時アマチュアだった野村敏京とプレーしたのだが、その姿と上野を重ね合わせ「これから世界に行く選手になるのではないかという感覚で見ていた」と今後の活躍を期待した。
『自身の高校時代と比べると？』という質問には、「私が高校生の時なんかより全然上手い。“賞金女王”と“アマチュア”くらいの差があると思う（笑）」と話したが、当然今は有村が胸を貸す存在だ。
「毎日8、9アンダーが出ているので、それくらいのスコアは出ると思う。ただ何打差あってもチャンスはみんなにあると思う」。トップに並ぶ選手だけでなく、1打差の5位タイに申ジエ（韓国）、テレサ・ルー（台湾）ら、後続にも実力者がひしめき合っている。今季2勝目を目指す最終日は、しびれっぱなしの1日となりそうだ。（文・間宮輝憲）
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