ゴルフクラブを売る、買取、下取はお任せ!高額買取!

このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

最新ゴルフニュース

“振り切れない7割ショット”でも若手に負けない大山志保のスイング力【辻にぃスイング見聞】

今季優勝した選手のスイングから強さの要因、そしてアマチュアが参考にすべき部分を探る“Playback LPGATour2018”。第11回は「ヨネックスレディス」で通算18勝目を挙げた大山志保。ケガからの復活優勝を果たした大山のスイングについて、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏に聞いた。
練習の鬼・大山志保は“7割スイング”で好ショットを生む【連続写真】
2017年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」練習中に首を痛め、頚椎間板ヘルニアの診断を受けた大山。同大会からツアーを離れ、「トーナメント特別保障制度」適用の承認を受け、実戦復帰したのは、18年5月の「ほけんの窓口レディース」。そこから4試合目で見事復活優勝を果たしたが、大会期間中に“いまの限界で振っても(理想の)6〜7割くらい”と語っていたように、本来の力強いスイングはできない状態だった。
「もともと大山選手の特徴は振り切るスイング。フォロースルーからフィニッシュではシャフトが背中を叩き、クラブヘッドが顔の近くにビュンと迫ってくるくらい全力で振っていた。ケガの影響でツアーを離れる前、去年のほけんの窓口レディースでスイングを見た時に“いまが全盛期じゃないか?年齢関係なく伸びるんだな”と思い知らされました。ただ今シーズンはやはり6〜7割のスイングで戦っていた1年だと思います」
今季のスタッツを見ると、ドライビングディスタンスは234.98ヤード(46位)、フェアウェイキープ率は66.7051%(38位)で、ドライバーショットの総合力の指標であるトータルドライビングは27位。“全力スイング”ができないにもかかわらず、若い選手たちに負けないのは“練習の鬼”と評されるくらい振り込んできた蓄積があるからこその芸当だと辻村氏。
「振り切るのが信条でタイミングを合わせるスイングはしたことがないはず。ですがスイングをコンパクトにせざるを得なくなってもバランスの良さが好ショットを生んでくれています。体の中心軸で回る一軸回転運動が特徴ですが、アドレス時で地面と平行だった両肩、腰のラインが、切り返しからダウンスイング(ハーフウェイダウン)のポジションでもキープされていて、アドレスからフィニッシュまで中心軸がまったく傾かない。もともと回転スピードが速い選手ですが、軸ブレしないからこそ、スムーズにコマのように回転できる。同じように体の中心軸でくるりと回るタイプの選手でも、左肩が上がるのが早かったりするなど軸が崩れて、スランプになるパターンを見てきましたが、大山さんが培ってきたスイングバランスの良さはまさに練習は嘘をつかない、ということでしょう」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

この記事のシリーズトップページへ

ピックアップコンテンツ

飛距離・スコアを上げたい

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アスリートゴルファー編
  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アベレージゴルファー編

これからデビュー・初心者向け

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン 初心者編
  • 世界のトッププロ達のスイング集

旬ネタ・スゴ技・エンタメなど

  • 話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」
  • マーク金井の試打職人

練習場イベント

10月の買取強化倶楽部 あなたのクラブ高く買い取ります

クラブを買う・売る

ゴルフ初心者の方へ

ページトップへ戻るページトップへ戻る