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理想的なドローボールの打ち方のお手本 黄アルムの「左への振り抜き」に注目【辻にぃスイング見聞】

今季優勝した選手のスイングから強さの要因、そしてアマチュアが参考にすべき部分を探る“Playback LPGATour2018”。第14回は、今季9年ぶりのツアー優勝を含む3勝を挙げ充実のシーズンを送った黄アルム(韓国)。理想的なドローを生み出すそのスイングを、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が解説する。
黄アルムから学ぶ 理想的なドローボールの打ち方【スイング連続写真】
7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で今季1勝目を挙げたアルム。その前の優勝は2009年の「ヤマハレディースオープン葛城」までさかのぼる。その後は、賞金シードを獲ったり、外れたり…。決して安定感があるとはいい難かった。しかし今年は3勝を挙げ、賞金ランキングも6位でフィニッシュ。この劇的な変化をスイング面で分析した辻村氏は、「フィニッシュに向かう、左へのクラブの振り抜き」に注目した。
「インパクト後に左へ振り抜く時に、うまくリストを返して、しっかりとインサイドインの軌道を描いています。普通、ここまで左へ振り抜こうとすると、ダウンスイングから手で回そうとしてアウトサイドインになりがち。でもアルムさんは、ダウンスイングからクラブが体に巻き付き、しっかりとヘッドを返して振り抜いています。インサイドに振って行くための条件はただひとつです。インサイドから入って、インサイドに抜けて行くスイングプレーンは、手元が低く、シャフトが寝づらい、ヘッドが立って振れているのです」
あまり左に振り抜くと、どうしてもスライスしてしまうのではというイメージを抱くアマチュアは多いかもしれない。それは、上記の辻村氏の言葉にもあるように、左へ振り抜く意識が強いことで、どうしてもアウトサイドインの軌道をクラブが描いてしまうというのが大きな要因として挙げられる。
しかし、アルムは左へ振り抜きながらも、しっかりとインサイドイン、クラブが体に巻き付くようにスイングが行われている。これまで勝てなかった時のアルムは、ドローヒッターでありながら、そのドローボールをコントロールしきれていなかったと辻村氏は指摘。しかし、スイングが大きく変わったことで、精度の高いドローボールを思いのままに打てるようになった。
「ドローボールの理想的な打ち方は、インサイドインの軌道で、しっかりとボールをつかまえるというもの。それがアルムさんはしっかりとできている。スイングプレーンが地面にかなり近いというのも、その表れの一つです。常に体の前に腕があることで、正確なライン出しが可能になります」
現在、イ・ボミ(韓国)も指導するチェ・ボムス氏に教えを請うアルム。今季3勝目を挙げた「伊藤園レディス」の時には、「今はショットに何の不安もない」と笑顔を見せたが、二人三脚の取り組みが実り、それが最高のシーズンへとつながった。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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