<ISPSハンダ・ヴィック・オープン 事前情報◇6日◇13thビーチゴルフリンクス ビーチ、クリークコース(オーストラリア)>
もともとオーストラリアの男女ツアーが共同で行っていた本大会。今年から米国女子、欧州男子ツアーも加わって、4ツアーによる共同大会となった。
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4ツアー分の選手が同じコースを使って4日間を戦うため、会場には男女あわせて300人近くが集まる。奥行き282mの練習場は用意されているが、その幅はわずか60m。ぎゅうぎゅう詰めのレンジには常に順番待ちの列ができている。
5日(火)に会場入りした横峯さくらも昼過ぎに練習場に向かったが、「ここで待っていないと…」とギッシリ埋まったレンジで自分の番を待つことに。この日は練習ラウンドもいっぱいで予約することができずに、コースを歩いて回るのみになった。
練習日でこれだけ混雑しているのだから、本戦が始まったらどうなるのか…。選手に向けた掲示板には『重要なお知らせ』の赤文字に、さらに目立つように蛍光ペンがひかれた注意書きが貼ってあった。『練習場が小さく、ドライビングレンジで練習スペースを確保するため、プレーヤーは打撃練習をスタート時間の50〜20分前の間に行ってください(練習時間30分)』。
30分しかないの!?つらくない!?なんて思ってしまうが、例年こんな感じで行われているのだとか。選手たちも「しかたないよね…」と言うしかなく、今週がプロデビュー戦の山口すず夏も「まあ、みんな同じ条件なので、なんとかするしかないですね」と仕方ないといった様子だ。
人が多すぎると自分のペースを確保するのは少し大変かもしれないが、選手たちは「ハーイ!元気だった?」と、他のツアーの選手との再会を楽しんでいるようだ。お祭りのような雰囲気も漂うが、れっきとしたツアー競技。2日目、3日目に2度の予選カットもあり、意外にシビアな戦いが待っている。本戦では各ツアーの選手がどんな活躍をみせるのか、ガラリと変わる雰囲気にも注目だ。(文・谷口愛純)
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