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本当にゴルフ界は女性差別をやめたのか!?【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

文明の発達により、地球上を情報が駆け巡るスピードは飛躍的に速くなっている。自然に流れ込む情報の取捨選択に悩むほどと言ってもいい。同時に、情報伝達の必要性も高まっているのが現在だ。言い換えれば、個人ならとにかく、組織となれば、情報を獲得し、咀嚼(そしゃく)したうえで公開することが責務になることも多い。組織としてこれを怠るということは、広く一般に情報を伝える気持ちがないと思われても仕方がない。
オーガスタの芝を踏んだ安田祐香【大会フォトギャラリー】
海外男子メジャー「マスターズ」の舞台、オーガスタナショナルGCは、人種的にも性別においても閉鎖的だったことは、広く知られている。それだけに、そのオーガスタナショナルGCでの女子大会「オーガスタナショナル女子アマチュア」開催は、世界のゴルフ界にとってうれしいビッグニュースだった。しかもマスターズ前週という最高の時期を選んでのことだ。
72人が出場する予選ラウンド36ホールは違うコースで行われ、予選と決勝との間に1日設けられた非公開練習日には、全員がオーガスタでのプレーを許される。そして晴れてオーガスタで試合に挑めるのは、決勝進出を果たした30人という選ばれし者だけ。そこに日本からただ一人出場した安田祐香(大手前大)が進み、3位タイと健闘した。
最終日のスタート前には、ナンシー・ロペス(米国)、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、朴セリ(韓国)、ロレーナ・オチョア(メキシコ)の4人のホール・オブ・フェイマーが勢揃い。マスターズのオナラリースタート同様、大観衆の前でティショットを披露。このニュースは、様々なメディアによって世界中に伝えられた。
ところが、それぞれがオフィシャルウェブサイトを持っている主なゴルフ団体の反応が、意外に冷たい。オーガスタナショナルGC、USGA(全米ゴルフ協会)など、ゴルフの普及を使命としている団体は大きくこれを扱っている。ところが、日本で同じ使命を帯びているはずのJGA(日本ゴルフ協会)は、ナショナルチームメンバーの安田が出場しているにもかかわらず、無反応だ。
日本のLPGAはどうだろうか。アマチュアの試合とはいえ、女子ゴルフにとってはビッグニュース。だが、まったく触れてもいない。欧州女子ツアー(LET)も同様だ。
同週にメジャー初戦、「ANAインスピレーション」があったUSLPGAだけが、かろうじて結果をアップしているくらい。それぞれ、自分のツアーのことで手いっぱいなのかもしれないが、こんな視野の狭いことで大丈夫なのだろうか?
ゴルフに限らず、選手層やプロの世界における経済効果など、男子と比較すると女子の規模が圧倒的に小さいスポーツは残念ながら少なくない。男女のツアーが試合数や人気で逆転している日本のゴルフのような例は極めて珍しい。ニュースの扱いも同様だ。
現在、世界のゴルフ界は、様々な方法でゴルフの普及に躍起になり、なかでも女性ゴルファーを増やすことに力を注いでいる。女子とは一番縁が薄かったオーガスタでの新たな動きは、こんな背景あってのものだ。にもかかわらず、周囲の反応はこの程度のものでしかない。
物質的にどれだけ情報伝達が速くなっても、それに携わる者たちの頭の中が変わらないのでは、その効果は激減してしまう。ゴルフの普及のため、女子ゴルフの隆盛のために、できることはまだまだあるはずだ。(文・小川淳子)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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