<スタジオアリス女子オープン 初日◇12日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(兵庫県)◇6316ヤード・パー72>
今大会の主催者であるスタジオアリスと所属契約を結ぶ吉野茜が、4バーディ・2ボギーの「70」で回り、首位と2打差の2アンダー・5位タイで初日を終えた。
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「所属契約を結んでいただいて6年目ですが、これまでなかなかいい成績を残せていませんでした。今年こそはと思っていただけによかったです」
と笑顔を見せた。どこへ打つべきか、どこを避けるべきか。コースを明確に把握している分、逆にプレーしにくいのかもしれない。それでも、この日はアイアンショットがキレまくる。3番パー3では8番アイアンで放ったボールがピンそば50cmにピタリ。あとわずかでホールインワンのスーパーショットを見せる。6番パー4でも1.5mにつけるなど、狙いどおりのショットが打てた。午後からは強い北風が吹いたが、風向きと強さを計算してボールをピンそばに運んだあたり、さすがホステスプロだ。
「明日は今日と反対の南風が吹くと思いますが、それも考えて今日の夜はシミュレーションしておきます」と、ぬかりがない。
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)に届けているデータでは、153cm、52kgの吉野だが、現在は体力を維持するために、55kgを切らないようにしているという。
「トーナメント会場にはいつも体重計を持ってきています。単に脂肪が増えても意味がないので、プロテインを飲みながらトレーニングをして筋肉量を増やしています。できれば58キロまで増やしたいんですけどね」
さらに、肩甲骨の可動域を広げたり、猫背にならないように姿勢に気をつけるなど、体のメンテナンスにも人一倍気を使う。今季のツアー出場は2試合目だが、いざというときのために努力は怠らなかった吉野。リランキングの順位を上げるためにも、今週は少しでも上位でフィニッシュしたいところだ。(文・山西英希)
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