<マスターズ 2日目◇12日◇オーガスタナショナルGC(米国ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
目標としていた60台には届かなかったが、予選通過を確実なものにするには十分なラウンド。2年連続2回目の出場は、2日目を終えてトータル1オーバー・46位タイ。5バーディ・3ボギーの「70」で回り、週末行きのチケットを奪取した。
古閑美保夫人とグータッチ!パー3コンテストで仲良し2ショット【大会フォト】
3パットボギーが先行し前半は停滞したが起爆剤は10番だった。7番でバーディ、続く8番パー5でも見事なショートゲームで連続バーディ。9番をパーとして迎えた10番で会心の一撃が生まれた。
「今日一番のショットだった」というのはセカンドショット。左足下がりで前上がり。「ドライバーをミスしてしまって、左足下がりの傾斜。(手前の)バンカーを越えたら結構くだっているので、そこにバウンドさせて前に行ってくれたらと思ったのがうまくいった」。低い弾道のボールがグリーン手前から転がり上がり、ピン横3.5メートルにつけ、バーディを奪った。
その後はバーディとボギーを繰り返すが、2つスコアを伸ばし、余裕の予選通過。昨年の28位タイに続き、上位も見える位置で決勝ラウンド進出。ところが、小平にはやり残したことがまだまだある。
「まだまだいけそうな気がしたので、早く60台を出したいなと思います」。昨年の初出場から目指している60台の宿題。この日の70はオーガスタのベストながら、その壁はやはり高かった。「17番で意識してしまった。これが入れば…。またか、と」と苦笑いを浮かべた。
好スコアで松山以来となる、初出場から2年連続での予選通過。それでも「ドライバーがダメすぎて」と課題は残したまま。そのぶん「パターとアプローチはいい」と、難グリーンのオーガスタ攻略にはここまで成功を収めている。
2年連続の決勝の舞台。「ドライバーが本当に思った球が出ない。不安のままゴルフをしているので、それが気持ち悪い」としながらも、気合のこもった表情で締めた「頑張ります」。首位とは8打差。ガンガン攻めて差を縮めていく。(文・高桑均)
<ゴルフ情報ALBA.Net>