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本人も“まさか”！？　10mを沈めた堀川未来夢が全米OPに滑り込み

＜全米オープン 最終予選◇27日◇桑名カントリークラブ（三重県）◇7210ヤード・パー72＞
上位3人が出場権を獲得できる「全米オープン」の最終予選。最後の一枠をかけて、トータル11アンダー・3位に並んだ堀川未来夢とチャン・キム（米国）がプレーオフで争った。
延長戦を制した堀川はホッと一息【写真】
両名とも先週の「関西オープン」に出場してからの予選会。36ホールに加えてのプレーオフとあっては心なしか足取りも重くなる。9番パー4で行われたプレーオフは、1ホール目は両者パー。2ホール目は、グリーン手前にピンが切られているのに対して、両者ともピン奥約10mに乗せた。
最初にバーディパットを打ったキムが約1.5mショート。続く堀川が慎重にラインを読み、放ったバーディパットはカップに吸い込まれていった。力強くガッツポーズ、クラブハウス前で待っていた同級生の今平周吾と拳を合わせて喜んだ。
「まさか通るとは思っていませんでした」と、予選会初挑戦での出場権獲得。「関西オープンで最終日までやって、今日36ホール、明日からミズノオープンと、体力的に修行みたいな感じでトレーニングがてらでした」と笑いがこぼれる。
予想していなかったとはいえ、いずれは欧米ツアーへ、という思いがある堀川にとっては大きな転機。「今まで（予選会に）エントリーできるようにアジアのQTも受けて、世界ランキングを意識してきた。ひとつずつ目標達成できているかなと思う。まずは予選通過を目指したい」と着実に歩みを進めている。
海外メジャーはもちろん、米国での試合も初挑戦となる。予選会を2位で突破した今平の存在は、心強い反面刺激にもなっていた。「去年も含めてメジャーに全部出ているので心強い。同級生が活躍してうれしいし、悔しいし、追いつきたいと常に意識している。プレーオフ前に、今平が一緒に出れるといいねと声をかけてくれた。楽しみです」と闘志を燃やす。日本ツアーでの初優勝も待たれる期待の若手が、海外メジャーで一回り成長してさらなる飛躍を目指す。
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