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レクシー・トンプソンが身勝手な行動で謝罪　バッグ到着遅延の責任に「逆だったら私も動揺している」

＜全英AIG女子オープン 事前情報◇31日◇ウォーバーンGC（イングランド）◇6585ヤード・パー72＞
メジャーでは常に優勝候補の1人に上げられるレクシー・トンプソン（米国）が、「全英AIG女子オープン」の公式会見に臨み、意気込みと同時に謝意を述べた。
レクシー・トンプソンのセクシードレス姿
レクシーにとって、この数日間はまさに悪夢だった。「エビアン・チャンピオンシップ」は予選落ちに終わり、コースコンディションの悪さを指摘し、「こんなコースなら予選落ちした方がまし」と言い残し、物議を醸した。週末はコースに残り練習。日曜日、今週の会場に飛び立とうとしたときに、今度は周りを巻き込む事件が発生する。
多くの選手のバッグを積んだトラックにレクシーのバッグも積まれ、イングランドを目指していたが、その中にパスポートが入っていることに気づいたレクシー。「日曜日の遅い時間になって気づいて、どうしようと思った。ここから出られないと思った」と、考えた末の結論が、すでにエビアンを出て2時間以上経っていた車を停めて、キャディに取りに行かせることだった。
「まさかこんな事態になるとは思ってもいなかった」としたレクシー。結果的にパスポートは無事に手元に戻ったが、その遅延のため、トラックは渋滞に巻き込まれ、ドーバー海峡を渡るフェリーに間に合わず、月曜日の朝に到着するはずだった車は大きく遅れ、バッグが届かないという選手が騒ぎ出した。結果的に届いたのは月曜の夕方。練習ラウンドを予定していた選手達は、コースメンテナンスが始まったコースで呆然とするしかなかった。
「本当に謝りたい。でも自分でもどうしていいか分からなかったの…。もし逆の立場だったら、私も動揺していたと思う。謝っても謝りきれないのはわかっている」とし謝罪を繰り返したが、まさかのハプニングに、いまだ動揺を隠せないのはレクシー自身でもあった。
今回の件については、「ほとんど選手が面と向かって何も言ってきていない」としたレクシーだが、もしもう一度同じ状況だったら？の質問には苦しげに、「パスポートをリュックに入れておく、としか言いようがない」と沈痛な面持ちで話した。
「こんなことになるとは思っていなかったし、もちろん故意ではない。それでも起きてしまった。本当に謝るしかない」。あすから本戦を迎えるにあたって、「できることは自分のプレーにフォーカスすること」としたが、心の動揺から立ち直ることはできるのか。
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