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過去3勝のイ・ボミは3打差で最終日へ　2年ぶり復活Vへ久々パートナーが後押し

＜伊藤園レディス 2日目◇16日◇グレートアイランド倶楽部（千葉県）◇6741ヤード・パー72＞
まるであの頃が戻ってきたかのようだった。イ・ボミ（韓国）は過去に挙げた大会3勝のうち、2勝を挙げている清水重憲キャディとともにトータル8アンダーまで伸ばし、首位と2打差の6位タイにつけた。
イ・ボミがポニーテールをギュッ【写真】
7バーディを奪った一日に「ショットもパットも良かった」と満足げ。12番では13ヤードのアプローチを直接入れて、そこから3連続バーディを奪った。「私も清水さんも好きなコースでいいプレーができました。優勝争いは関係なく、とても楽しかったですし、2人にとっていい一日でした」と笑顔は絶えない。
2018年に一度は解消となった“名コンビ”の再結成が決まったのは「スタンレーレディス」を終えた後。同大会で6位タイに入り賞金シードのボーダーとなる2500万円を突破したボミに、清水氏が「おめでとうございます」とお祝いの連絡をした際に、2人とも今大会のパートナーがいないことが判明。そのまま、あれよあれよと決まったという。1年ぶりとなるタッグも「（まるで）先週も普通に担いでもらっていたみたい」と息はバッチリだ。
大きな重圧を乗り越えたことも自信につながっている。ホステス大会「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で最終日最終組に入り優勝争い。「あのときが一番のプレッシャーでした。そのなかでいいショットを打てたことが自信になっています」。勝つことはできなかったが、2位に入った経験が背筋を伸ばさせる。
最終日に向けて「優勝は運がないとできません。たとえ一生懸命やっても他の人がもっと良かったらできません。なので、運が来るようにお祈りします」と謙遜気味に話したが、「上にいる選手、（賞金女王争いしている）ジエさんや（ツアー引退を表明した）大江さんが勝ったらすごい。そのなかで私も復活優勝できるように頑張りたい」と強い言葉も飛び出した。自身が最も勝利を挙げているこの大会で、最高の相棒とともに今年もカップを掲げてみせる。（文・秋田義和）

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