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9年前の悲劇に ハザードの魚を殺して19打も… 米ツアー史上最多スコアの物語

9年前の「バレロ・テキサス・オープン」初日。ケビン・ナ(米国)が前半9番でドライバーショットを打った25分後、カップからボールを拾い上げてスコアカードに記入したのは、なんと「16」という数字だった。
普段なら出さないようなスコア。初日に8オーバー「80」を叩いた悲劇の始まりは、この9番のティショットだった。ドライバーショットを森に打ち込み、ボールが見つからないと判断して打った暫定球はフェアウェイへ。ところが、着弾地点に行ってみると1球目が見つかったのだ。暫定球は破棄としたが、1球目はスイングができる状態ではないと判断。アンプレアブル扱いとしてペナルティをとり、ティに戻って3打目としてティショットを打った。しかし、球は再び森に向かって飛んでいった。
そこからの展開は最悪だった。4打目はしっかりコンタクトしたものの、球が跳ね返って自身に当たってしまい、さらに1打のペナルティ。6打目はヒットしなかった。ようやくグリーンに乗せてパットを入れるまで、自身でペナルティを数えて「全部で10〜15打程度」と考えていたが、定かではなかった。
「これくらいかな」と、最終的には14打だと思っていた。しかし、CBCのテレビカメラが撮っていた映像を見直して数えてみると、たどり着いたのは「16」という数字だった。「自分で数えたよ。そうしたら16打だったから、そう書いたんだ」。
翌日、5オーバーの「77」でラウンドして予選落ち。獲得賞金はゼロとなったが、米ツアーの記録に名を残すことになってしまった。今から過去20年を見れば、1ホール「16」は米ツアーの最多記録。ところが驚くことに、歴史を遡るとこれ上回る選手が何人もいた。
その一人が、世界ゴルフ殿堂入りを果たしているトミー・アーマー。1927年、ペンシルバニア州ショーニーCCで行われた「ショーニーオープン」17番での記録だ。アーマーは17番パー5で、10回連続でOBを打って結果23打までいったようだ。ただ、11打だったという説もあるので真相は不透明のままだ。
アーマーの「23」をカウントしないとすれば、次の最多スコアは「19」。これは3人の選手が該当する。レイ・アインズリー(1938年「全米オープン」)、ハンズ・メレル(1959年「AT&Tペブルビーチプロアマ」※当時はピング・クロスビー・ナショナルプロアマ)、デイル・ダグラス(1963年「AT&Tペブルビーチプロアマ」※同上)だ。
メレルは、オハイオ州出身のティーチングプロでツアーメンバーではない。コースはサイプレスポイントGC、16番パー4でのことだった。フェアウェイの左側には太平洋が広がっており、メレルはティショットをビーチに落とすと、2打目は20ヤード先のアイスプラントの上に乗った。そこから13打に加えて2打のペナルティ、2パットの合計19打でホールアウトした。
その4年後、ダグラスの19打がペブルビーチGLで生まれる。最終ラウンドの10番ホールだ。「あいまいなんだよ」。記者がプレーを振り返るように頼むと、ダグラスはそう答えた。苦難はティショットが崖に着弾したところから始まった。アンプレアブルを選択する代わりにパンチショットをしようとして3度失敗。ようやく球が崖から落ちたと思ったら、海岸に転がっていった。そこではアンプレアブルを選択。同組でプレーしていたジョー・キャンベルはダグラスのために一緒にショット数をカウントしていたが、骨が折れたようだ。2人は19打で落ち着き、ダグラスは結果的に17オン2パットで終えた。
3人目に紹介するのは、カリフォルニア州出身のレイ・アインズリー。コロラド州デンバーのチェリーヒルズCCで行われた、1938年「全米オープン」16番でのことだ。事件が起こったのは2日目。16番グリーンの手前に広がるクリークで、なんと30分を費やした。頑固にも、クリークに捕まった球を水の中から打って打って打ち続けたが、そのたびに球はちょろちょろと数フィートしか転がらず、水に流される始末。そのうち、何打目かは定かではなかったが、川を泳いでいたマスを誤って打ってしまい、なんとそのマスを殺してしまったのだ。アインズリーがピンチから脱したとき、びしょ濡れでウェアは砂と泥まみれ。「19」でようやく終えたが、その日のディナーはマスだったかもしれない。結局、その日は「96」でフィニッシュして予選落ち。第1ラウンドの「76」から20打も転落したが、ビリではない。マイク・パルコ、カルメン・ヒル、メルリン・ルーサー、レイモンド・サルメンは、全員アインズリーより下だった。(Laury Livsey/PGA TOUR)
以下、PGA TOUR史上1ホール最多スコア(※アーマーの23は含まない)
■スコア19:ハンズ・メレル
(1959年 ピング・クロスビー・ナショナルプロアマ16番:ペブルビーチGL)
■スコア19:デイル・ダグラス
(1963年 ピング・クロスビー・ナショナルプロアマ10番:ペブルビーチGL)
■スコア19:レイ・アインズリー
(1938年 全米オープン16番:チェリーヒルズCC)
■スコア18:ジョン・デーリー
1998年 ベイヒル・インビテーショナル6番:ベイヒルクラブ
■スコア17:ジョージ・バイヤー
1957年 ケンタッキー・ダービー・オープン17番:セニカGC
■スコア16:ケビン・ナ
2011年 バレロ・テキサス・オープン9番:TPCサン・アントニオ
■スコア16:ゲーリー・マコード
1986年 フェデラル・エキスプレス・セントジュード・クラシック16番:コロニアルCC(サウス)
■スコア16:エド・オリバー
1954年 ビング・クロスビー・プロアマ16番:サイプレスポイントCC
■スコア15:ビル・コリンズ
1958年 デンバー・オープン17番:ウェルシャーGC
■スコア15:ハーマン・ティシーズ
1950年 全英オープン8番:ロイヤルトゥルーン
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