最新ゴルフニュース

ロングパットを決めて2位発進の小宮満莉花　「沖縄出身なので目の強いグリーンが好き」

＜ゼビオグループレディストーナメント　初日◇26日◇ボナリ高原GC（福島県）◇6304ヤード・パー72＞
16人の日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）会員で争われる2日間トーナメント「ゼビオグループレディストーナメント」で首位と1打差の6アンダーで2位につけたのは、プロ6年目の小宮満莉花。インスタートの前半最終ホール18番から、アウトに入った3番まで4連続バーディを奪って一気に優勝を争える位置まで浮上してきた。
笑顔がまぶしい沖縄娘　小宮満莉花の特選フォト
本人は4連続について「あんまり記憶に残っていない」とあっけらかんと答える。高原特有の目の強いグリーンが小宮に味方した。
「今日はショットが安定していて、ロングパットが強く打てたので、長いバーディも入ってくれたと思います。コースは標高が高くてちょっとボールが飛ぶという印象。高原ということでグリーンの目が強いことは、来る前から分かっていました。私は沖縄出身なので目が強いグリーンはけっこう好きで、ショットも含めて目が味方に付いてくれたかなと思います。順目と逆目でハッキリと色も分かれているので、ラインが読めて目も読みやすかったですね」と、この日のプレーを振り返った。
標高が高くて目が強いコースといえば、次週開催の国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」の舞台、富士桜カントリー倶楽部が有名だ。小宮に目の強いグリーンの攻略法についても聞いてみた。
「通常のベントグリーンだとタッチを合わせていくような打ち方が多いんですけど、やっぱり目が強いグリーンはしっかりヒットしていかないと、最後は目に負けてしまう。浅く読んでしっかり打つのがコツ。今日もしっかりオーバー目に打とうというのを目標でやっていました」。涼しい高原でゴルフを計画しているアマチュアにも参考になりそうだ。
この日、トップの鈴木と同じ組で回ったことも好スコアにつながっている。「（鈴木）麻綾もすごくいいゴルフをしていたので、それについていこうと思っていました。実は麻綾とは同期なんです（15年入会の87期生）。ライバル心はありますけど、同期の中でも仲が良い。気持ちはすごく楽でしたね」。
小宮と鈴木の主戦場はともにステップ・アップ・ツアー。「私は調子の差が激しいのが課題でした。今年はコーチを代えて、自分の中でショットが安定してくるようになってきた。ステップ・アップ・ツアーでは上位争いは何回かしているけど、まだ優勝はしていない。まず一勝を挙げたいですね。ここで優勝して、徐々に調子が良くなっていけばいいと思います」。今大会で弾みをつけて、来週始まるステップ・アップ・ツアー「カストロールレディース」でも上位を狙う。

<ゴルフ情報ALBA.Net>