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チャン・キム快走の横で「ボロ負け」 石川遼は耐える1日で5打差に後退

<ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(東京都)◇7023ヤード・パー70>
同組のチャン・キム(米国)がスコアボードを駆け上がっていく一方で、自身のプレーは「1日の勝負ならボロ負け」と振り返った。
石川遼の“超振り遅れ”動作の意味は?【写真】
アイアンショットを課題に挙げた初日に続き、なかなかチャンスにつかないホールが続く。数字で見ればパーオン率が77.87%の2位タイと上々に見えるが、ピンの逆サイドに乗ることが多く、「全部ミスショットと言っても過言ではない内容で、これだけの風。ロングパットが非常に多かった」と、しのいでしのいでの18ホールだった。
初日に2アンダーで回ったアウトの前半も、この日は7番から連続ボギーを叩くなど2オーバーで折り返し。8番パー3でも1オンに成功したものの、15メートルを3パット。パターでのリカバリーも思うようにいかず、苦しい展開が続いた。
その中でも再浮上できたのは、「とにかく普段よりもピンにいけない感じがしたので、それを無理に行くよりは、ロングパットに頼っていくのもひとつの選択肢。完璧は求めていないけど、ミスするならここ、という感じで、絶対に寄らないところには外さない」と、最低限のマネジメントを徹底。左サイドに崖、右にはフェアウェイバンカーがある10番パー4では、「(ティショットで)右のバンカーはOKにしていた。わざとじゃないですけど、バンカーから上の段に乗せてパー」。13番パー4でも、左バンカーを避けてピン右15メートルに2オン。ここでもロングパットが残ったが、2パットで沈めて13番までパーを重ねていった。
ようやく14番パー4で3メートルにつけて後半初のバーディを奪取。最終の難関18番もパーで終え、3バーディ・3ボギーの「70」とイーブンまで引き戻し、トータル3アンダーでホールアウト。首位とは5打差に開いてしまったが、7位タイで踏みとどまった。
同組のキムが「66」をマークして首位タイに浮上するのを横目に、「全然違うゴルフ場をプレーしている感じ」とポツリ。それでも大会2勝、好成績を残してきた大会には違いない。「今日は耐えただけで終わってしまったけど、明日が終わっていい位置にいれたら」と、残り2日でトップの背中を追いかける。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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