25日、2021年の国内男子ツアーの日程が日本ゴルフツアー機構(JGTO)から発表された。今年はコロナ禍で、「ZOZOチャンピオンシップ」を含めると7試合の開催にとどまり、19試合が中止となった。2020年に予定されていた試合とどこが変わったのか見ていこう。
まずは新規大会について。「ジャパンプレイヤーズチャンピオンシップ by リシャール・ミル」と「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ!ツアートーナメント」の2試合が新たに加わる。また、今年はコロナ禍でツアー外競技「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」として開催された「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」がついに第一回を迎える。ジャパンプレイヤーズチャンピオンシップは「中日クラウンズ」翌週の5月6日に開幕、ISPS HANDAは「全英オープン」と「東京五輪」に挟まれた週の7月22日に開幕する。
ゴルフパートナーは20年には7月に組み込まれていたが、21年は5月に変更となった。それに伴い、5月に行われていた「関西オープン」は、新しいスケジュールでは国内開幕の「東建ホームメイトカップ」の翌週に開催。東建から6月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」まで8週連続で試合が行われる形となる。
また、「日本オープン」は10月14日開幕か10月21日に開幕するかまだ決まっていない。これは米国男子ツアーと共催となる「ZOZOチャンピオンシップ」の日程に合わせて発表される予定となっている。すでに新シーズンが開幕している米国男子ツアーにとってZOZOは、来季の大会となるため、年内に日本オープンの日程は決まらない見通しだ。
8月に福岡県で開催のKBCオーガスタは、冠にSansanが付き「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」に大会名が変わった。Sansanは名刺管理アプリ『Eight』など、クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売をしている。
なお、アジアンツアーと共催の「SMBCシンガポールオープン」と、47回開催と長い歴史を誇る「ANAオープン」は開催の可否を調整中となっている。シンガポールオープンは、毎年1月に開催されてきたが、外国への渡航制限もあり、1月開催は厳しい模様。開催する月を変更することも考えられる。ANAオープンが行われていた9月の第3週は、現在のスケジュールでは空き週となっている。
そのほか、9月9日に開幕する日亜韓ツアー共催の「シンハン・ドンヘ・オープン」は、会場が未定となっているが、日本開催で調整中。現時点で24試合の開催が発表された国内男子ツアーだが、シンガポールオープン、ANAオープン、ZOZOチャンピオンシップが加わると、最大で27試合となる。そうなれば、26試合開催予定だった20年から1試合増える計算だ。
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