<マスターズ 3日目◇10日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
日本勢初のマスターズ制覇の確率は、いかほど? 第3ラウンドを終え、2位に4打差の単独トップに立った松山英樹。最終日は、もちろん最終組の1人として午後2時40分(日本時間12日午前3時40分)にティオフするが、データもその優勝を後押しする。
過去84回行われてきたマスターズで、首位(タイを含む)で最終日を迎えた選手の優勝回数は47回を数える。その勝率は55.9%と、実に半分以上が“逃げ切り”での勝利となっている。直近では、11月に行われた昨年大会をトータル20アンダーで圧勝したダスティン・ジョンソン(米国)もこれに該当する。
さらに、こんなデータも。過去30年間で、最終組から優勝者が誕生したのが25回。その確率は83.3%までグンと上昇する。トータル11アンダーの松山と2サムで回るのは、3日目と同じくトータル7アンダー・2位タイのザンダー・シャウフェレ(米国)。このデータを踏まえ、さらに両者の差も加味すると…、“松山大優勢”と考えたくもなってしまう。
3日目を終えトップの松山に続く2位には、シャウフェレのほか、マーク・リーシュマン(オーストラリア)、ジャスティン・ローズ(イングランド)、ウィル・ザラトリス(米国)が並び、ここでトップ5を構成している。
ちなみにトップ5以外からの優勝者は、1989年大会のニック・ファルド(イングランド、9位タイ→優勝)までさかのぼる。これを見ても、上記した5人が優勝争いをけん引する可能性が高そうだ。そして何度も言うが松山と2位との差は4打…。眠い目をこすりながら、応援する価値は十分すぎるほどあると言っていいだろう!
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