<パナソニックオープンレディース 初日◇30日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6638ヤード・パー72>
17番で痛恨のダブルボギーも、18番でバーディを奪い返し、なんとか体裁を整え初日を終えた原英莉花。5バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「70」。2アンダーの18位タイで2日目に向かう。
静かなスタートで5番までパーを並べた。6番のパー5でこの日初バーディを奪うと8番パー5でもバーディ。9番をボギーとしたが、後半に入っても13、14番で連続バーディ。いい流れをつくったかに見えたなかで4メートルからの3パットでダブルボギー。そんな嫌な気持ちを18番パー5で晴らした。2オンに成功するとイーグルパットはあとひと転がり。難なくバーディとした。
奥から15メートル以上を寄せてのバーディフィニッシュ。「けっこう難しいラインだったので不安だったけど、よかったです」。バーディで上がっただけでなく、前のホールのいやな感触を吹き飛ばす値千金のバーディだった。
海外メジャーの「ANAインスピレーション」に出場し、帰国後2週間の隔離を経て先週から復帰。隔離中はギックリ腰を発症するなど先週は本調子とはいかなかったが、体力面でも回復傾向にある。
今週は気持ちの面でも上がる出来事があった。今大会で優勝すれば、来年の「HSBC女子世界選手権」の出場権が与えられると発表された。同大会は例年2月下旬に開催されているが、選ばれしトップランカーのみが出場を許される大会。「すごく興味があります。さらに気持ちが高ぶっています」と、将来の米ツアー参戦をにらむ原にとって、目の前にぶら下がったニンジンも好プレーを後押しする。
首位とは4打差。一気にムービングデーで差を縮めるためにはビッグスコアがほしいところ。「一番を目指してやりたい。(目標は18コ)で(笑)」と、全ホールでバーディを狙う気持ちで、週末を戦う。
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