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「ママでも優勝目指す」　横峯さくらは復帰戦で予選落ちも36H完走

＜リゾートトラスト レディス 2日目◇28日◇セントクリークゴルフクラブ（愛知県）◇6486ヤード・パー72＞
「スコアは頑張れていないんですけど、はい、頑張りました」。初日の大雨による遅延でイレギュラーな予選ラウンドとなった2日目。最終組を回った横峯さくらは、日もとっぷり暮れた夜7時を過ぎてホールアウトした。トータル4オーバーの75位タイと予選通過はならなかったが、「正直に言うと終わってよかった」とすがすがしい表情で2日間を振り返った。
長い1日だった。初日は17ホールを消化した時点で日没サスペンデッド。2日目は6時半から残り1ホールを消化し、「10時半くらいまで車で仮眠を取って、食事をとってウォーミングアップをして」。第2ラウンドを10番からスタートしたのは午後1時前だった。その後は詰まりに詰まったアウトコースの後半ですでに日没を過ぎ、灯りが照らされるなか、なんとか回りきった。
「復帰戦としてしっかり予選を通っていい成績でとは思っていたけど、試合勘があまりなくて悔しい復帰戦になってしまいました」と、産後初の試合で思うようなプレーはできなかった。最後には勘を取り戻したものの、予選通過に2打足りず帰路につくことになった。
今年2月に出産をして、わずか3カ月後に臨んだ復帰戦。この2日間で感じた課題は「たくさんありました。100ヤード以内とか」。飛距離は問題なかったと話すように、体力面は及第点。あとは場数を増やし、課題をつぶしていく作業に入る。
今後のスケジュールは未定だが、秋には米ツアーに戻る案も考えている。「また試合に出ることがあればママでも優勝。優勝目指して頑張りたいです」と未来を見据える。頑張るママの姿は家で待つ桃琉（とうり）くんに届いたはずだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>